ちょっととーく

K教師の勇気ある第一歩 2008.7

通学路清掃の意味

 毎週水曜日の午前七時半から、地域内小学校の通学路清掃を始めて10年が経過。始業前の1時間を社員に提供してもらっての活動だけに、無理強いもしましたがよくぞ頑張ってくれたと感謝でいっぱいです。

 口田小、口田東小、落合小、落合東小、倉掛小、真亀小、亀崎小の7校ローテーションですから、7週間に一度の割合になります。

 人間はきれいなものを見れば、心が美しくなると教えられました。通学路を清掃し、元気いっぱいのあいさつを続ければ、きっと勉強にも良い影響が表れると期待しての活動でした。

現実は厳しい

 7週間に一度では物足りなく、何とか毎週7校の通学路清掃を模索しました。
隔月に発行している情報誌「フォーラム」に2ヵ月分の予定を掲載し、案内を続けました。一つの学区から5~6名参加してくだされば、簡単に実現します。

 地域の高齢者、それに教師や保護者も関心を持ってくださるのですが、実践の一歩を踏み出すには勇気が必要です。「えいやー」と小さな垣根を飛び越えれば簡単なのですが、複雑な人間社会ですから摩擦が生じ ないとも限りません。

 正直言って「もう止めよう」と思った日もあります。

 今日まで続けられたのは、掃除で出会う子供たちの笑顔と、明るい元気なあいさつです。ともすれば萎えそうになる気持ちを支えてくれたのは可愛い子供たち。

とうとう感動の日が…

 7月の第2水曜日、地域内にある小学校の正門付近で清掃朝礼を始める寸前、若いK教師が自前の竹ぼうき持参で前触れなく参加。

 Tシャツに短パン、それにウォーキングシューズ姿で、明るく「おはようございます!」のあいさつ。まさに10年間待ちに待った一瞬でした。慣れない掃除フォームで40分間、汗を流して頑張られました。

 登校してきた子供たちから質問を浴びせられながら、真面目な顔で「掃除は楽しいよ」と答えられておられました。たかが掃除ですが、子供たちはK先生に心からの尊敬の念を抱いたのではないでしょうか。

掃除が教師と生徒を結ぶ

 子供たちに囲まれて、にこにこしているK先生の周りから、目に見えない強いオーラを感じました。きっと子供たちも一時限目から、集中して授業に参加したことでしょう。

 顔馴染みの子供がいたので感想を聞くと「自分から掃除するなんてすごいよ!と嬉しそうな返事。小さな波紋ですが、大きな輪になりそうな予感がしています。

Plus One Message

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