ちょっととーく

高齢化社会と言わせない 2009.1

超高齢化社会?

 2009年は団塊の世代全員が、還暦を迎えられます。広島市の人口統計によると60歳から80歳までが25万5,932人、全人口の26%を占めます。広島市の年金受給世代は30万人を超え、支える現役世代は72万人強。つまり2.43人が1人を支えている勘定。

 このままで行くと年金制度は遠からず崩壊し、悲惨な日々の到来が目に見えています。

 ちなみに20歳未満の人口は22万6605人ですから、定年になって現役を引退したとしても、まだまだ老け込んではならない年代ですね。

 還暦を迎えて家族全員が祝い、赤い帽子と羽織を身に纏って相好を崩した時代は夢物語。超高齢化社会と喧しいけれども、一区切りして新しい人生への第一歩と考えるべきでしょう。

伊能忠敬の偉業

 東京・深川の富岡八幡宮の鳥居をくぐると、左手に伊能忠敬の像があります。方位磁石を仕込んだ杖を片手に、第一歩を大きく踏み出す姿です。このとき忠敬55歳、今に当てはめれば定年退職後の65歳前後でしょうか。

 高齢者の仲間入りをして新たな挑戦を始め、古希で世界に飛び出したといった感じですね。第二の人生で日本全土を測量し、「伊能大図」なる後世に残る仕事を成し遂げています。

 家督を譲ってから天文や測地の勉強を始めたといいますから、範とすべき高い志と行動力ですね。

 広島市の団塊世代(昭和21年から23年生まれ)は、6万1087人。ともかく働きに働いて日本を支え、家族を守ってきました。定年でやれやれ一息したいところですが、それでは余りにもったいない。

 人生の大半を掛けて身に付けた知恵と経験を存分に発揮するとき至れりーと思いませんか。自分への見返りを求めるより、未来にどれだけ貢献出来るかが問われる世代。ともかく小さな一歩を踏み出すチャンス。

他人依存型社会との決別

 国や自治体にふんだんにお金がある時代は、行政サービスが実に行き届いていました。長い間、自分たちがなすべきことも、すべてお役所任せという意識が日本人には浸透しています。

 いつのまにか甘えの構造にどっぷり浸っていたのですね。行政は痒いところに手が行き届かなくなりました。ぼつぼつ他人依存型社会にお別れのときがやってきたようです。

 例えば自分たちの地域は行政に頼らず自分たちで良くしていく、そういう心構えで取り組みたいですね。

 私たちはささやかですが、1月3日から公園のトイレ磨きを始めました。いらざるお節介かも知れませんが、なにはともあれ小さな第一歩を歩み出しました。

Plus One Message
c-10