ちょっととーく

小さな努力の積み重ねが大きな成果を生む 2009.3

掃除三昧の日々

 最近こそ県外の学校トイレ磨きに参加していませんが、約十年の間、毎週のように全国の学校を「日本を美しくする会」の一員として汗を流していました。

 日本はおろか遠くはブラジルに3回、バングラデシュに4回、韓国、中国、台湾に各1回。ずいぶん物好きだと揶揄されたものです。

 寄る年波には勝てず、最近はもっぱら地域のJR駅トイレ、学校のトイレ磨き支援と、身近な地域を美しくする活動に没頭しています。

 いい加減にしたらと妻からも忠告されますが、ゴミや汚れに対して体が自然に反応するほど習慣化しています。最近は若手社員のみならず、地域の高齢者が数名加わってくださり、掃除年齢は若返りつつあります。

 365日、毎朝箒か雑巾を持たねば一日が始まらない、厄介な習慣です。

卒業記念にトイレ磨き

 平成13年3月、落合小学校の6年生から「長い間お世話になったトイレを、ピカピカにして後輩に渡したい」と健気な申し出。異論のあろう筈もなく、学校の協力で第1回を開催。

 実は全国に先駆けた活動として注目を浴び、文字通り日本での第一歩になりました。それから9年の歳月を経て、すっかり同校の伝統活動として根付きました。

 平成21年3月6日、9年連続で6年生98名の卒業業記念トイレ磨きが実施されました。

 人が嫌がるトイレ磨きに取り組むと、校風まですっかり変わってくることに気付きました。きびきびした動作や姿勢、礼儀正しいあいさつや返事、私語のない集中力、楽しい雰囲気など、児童らに欠けているとの批判をことごとくクリアーしているのです。

 もちろん教師の熱心な指導の賜ですが、児童は期待に対して見事な回答を行動で示してくれました。

 まとめのあいさつで「落合小学校は日本一」と評価しました。けっしてお世辞ではありません。人の嫌がるトイレ磨きのみならず、社会の規範に則った動きに感動したのです。

批判や中傷をのりこえて

 汚れているトイレ磨きには、当然ながら衛生管理の問題もあり、周囲から絶え間なく批判などが寄せられます。掃除前の手の消毒や終了後の手足の消毒まで、万全を期して取り組んだのは言うまでもありません。
「掃除は学校を語る無言の表現であり、生徒を映す無形の鏡である」
「自分の後始末は自分でする。人の後始末も喜んでさせていただく」
「後から来るもののために道を開く」

 教科書にはない子育てのエキスが、人の嫌がるトイレ磨きにはたくさん含まれていると実感しました。(終)

Plus One Message
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後から来たもののために
道を開くその行い尊し