ちょっととーく

生涯学習の新たなステージ

人生講座のスタート

生意気にも木原伸雄の地域版「ちょっと・とーく」と名付けてお届けしてから8年目になります。実践が乏しいものですから、書く内容も浅くなります。

今号から「いまをどう生きるか」をテーマにお届けの予定。礼を欠く文言などございましたら、どうか広い心でお許しを…。

昨年の3月、思いつくまま「心豊かに生きる」をテーマに、ささやかな講座をスタートしました。熟年男女を対象に、年来は問わない、講演会や講座とは異なり講師は不在、参加者の人生経験から楽しく学び合う、定員は顔の見える5名、多くても6名に設定。

なんらかの儲けにつながる勉強会ならともかく、心を養うという集まりです。この世知辛い社会ですから、参加される熟年者は少ないだろうと思っていました。

学び合う楽しさ

ところが思いがけず定員をはるかに超える応募があり、結果として午前と午後の2クラスでスタート。参加者は60歳から80数歳の男女12名、つまり平日に時間のやり繰りできて、しかも、知的好奇心の旺盛な熟年世代の人たちです。

勉強するスタイルは「教える」「教わる」が一般的ですが、参加者がお互いに「学び合う」形式が年代にマッチしたのか、よほどの事情がない限り顔がそろいま す。都合が良ければ参加するのではなく、開講日に合わせて時間のやり繰りをされている由。その熱意がよい雰囲気を生み出しているのでしょうか。

第一期はお互いの人生経験を楽しく語り合いながら進めていましたが、第二期からささやかながらテキストを用意。毎回、メンバーが順番に朗読し、学び合うカタチになりました。

発言に対して「反論しない」「決め付けない」「結論を出さない」などの約束が、伸び伸びとした雰囲気づくりに役立っています。

若返りの妙薬に

テキストの朗読は、思いがけない効果を上げています。「他人の前で朗読するなんて50年ぶり…」「かっこよく見せるには予習が欠かせない」「内容を理解していないと思うように話せない」など、新しい挑戦が始まったのです。まるで小学校時代に戻ったよう。

世の中の出来事やこれからの人生を前向きに考え始めると、良い細胞が活性化し、健康食品以上に身体を若返らせるようです。1年前から比べると、参加者の表情や動き、それに発言の内容も若々しくなりました。明るい笑顔も、若返りに一役買っているでしょうね。

人生講座を「新たな生涯学習のステージ」として展開したいと願っています。

混迷する世の中、お互いの努力で、もう少し楽しく暮らしたいですね。

Plus One Message

生涯学習の新たなステージ