ちょっととーく

悪質詐欺から身を守る6

【独居老人に思いやり】

独居老人を狙い撃ち

ひところ派手に取り上げられたリフォーム詐欺のニュースが、最近影をひそめていますが減ったわけではありません。珍しくないので、マスコミが取り上げないだけの話です。

 最近実施された京都府のアンケート調査によると、悪質リフォームの勧誘を受けた人は48%、そのうち断った人が70%、被害に遭った人は30%に上がっています。しかも、被害者は大半は独居老人です。

 訪問時の業者の最初の説明は「屋根の無料点検」がほとんどです。勧誘方法は「優しく親切」、次が「このまま放置すると危険」。業者が「無料」「親切」それに「不安をあおる」を契約までの手口にしています。

思いやりが被害を防ぐ

調査してみると天涯孤独の独居老人は少なく、近所に身内いる人がほとんどです。しかし、ひんぱんに行き来している人、無関心の人と暮らし方はさまざま。

 思いやりで接していれば、暮らしぶりに気付きがあるものです。無関心は被害を増大させます。

 最近は防犯錠を設置させる例も多く、簡単にドアが開かないようにすれば効果があります。大半の被害がドアを開けての面談にあることを考えれば納得できます。思いやりの一例です。

被害者に遭ったら

 電話相談で次のような事例がありました。「一人暮らしの身内が、訪問販売業者に勧められ、白蟻駆除と床下換気工事をし、140万円も支払いました。二度と被害に遭わないためにはどうすれば…」。

 幸い現在は一度だけの被害ですが、実は見過ごすと大変な被害につながります。

 一度成功すると、いわゆる「次々販売」のスタートです。まず定期点検、床下の補強、小屋裏のチェック、防蟻工事の再施工、屋根・外壁などの外装工事など、商売のタネはいくつでもあり、付け込まれます。

やっぱり思いやり

 断るのが一番ですが、そう簡単ではありません。何せ相手は騙しのプロですから、有効な防衛策は、現実にはないに等しいのです。

 ひんぱんに往来して暮らしの状況を熟知し、未然に防ぐ手立てをこうじる。

 近所の方にお願いして見守ってもらう。怪しいことがあれば連絡していただく。
 
 毎日、電話してコミュニケーションを取り、相談しやすい雰囲気を作る。

 頼りない話ですが、小さな思いやりの積み重ねが意外に効果があるものです。