平成24年6月6日(No5648)   障がい児の存在価値

障がい児の存在価値

「竹の子学園・6月塾」の当日、朝から弱い小雨が降っていた。天気予報は曇り時々晴れと報じていたから、屋外活動がメインの親子農業体験塾に雨の用意はしていなかった。農作業や自然体験は雨でも行うことに決めている。しかし、食事やセレモニーにはテントを用意してきた。心配しながら現地に向ったが幸いに雨は止み、日差しがもたらされた。

 

天はいつも味方してくれる。今月から小学校4年生の障がい児が正式に入塾した。前々から希望していたようだが、迷惑を掛けるのではないかと遠慮していたと聞く。運営する立場としては、トラブルはノーサンキューだ。問題は事前に排除するほうが賢明だ。これまで何度か希望者はあったが、結局は参加に至らず、適当に理由を付けて断ってもきた。

 

5月塾で体験入塾をしたが、保護者から参加の意志が示され了解した。最近どうした風の吹きわしか、4名の特別支援学級を担任する教師と交流が始まっている。障がい児だけの閉鎖された環境の問題点を嘆く便りが多く寄せられる。普通の学級で育てたいという気持ちが強い。しかし、現実には健常児の学習機会を阻害するから抵抗が多く、実現は難しい。

 

専門家ではないし経験がないから、どうすればよいかは分からない。正式な入塾が決まって心なしか、不自由な身体ながら運動量が増え、動きがよくなったように感じられる。周りの子どもたちもさりげない労わりを示している。本来持っているやさしさが、一日だけだったが目に見えるようになった。見方を変えれば障がい児の存在そのものに価値があるのかもしれない。塾生にもよい結果がもたらされそうだ。

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