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日々の暮らしを見つめ直す9 食生活を改め良い人生を

食生活を改め良い人生を

ガンの発病が幸いする

 11月初旬、久しぶりに定期健診を受けました。

 前回が平成14年の12月でしたから4年ぶりになります。結果は予想外の100点満点。悪くはないと思っていたものの、合格点をもらってホッとしています。

 その時、精密検査の結果、悪性腫瘍(ガン)と診断されて愕然とした一瞬を生々しく思い出します。「発見が半年遅かったら命はなかったよ。よかったね」と、主治医は幸運を喜んでくれました。結果、胃の全摘出手術を受ける羽目に…。

 一見、不運と見られるガンの発病でしたが、結果的に満点の健康体に恵まれる序章でした。手術後3年半を経過しましたが、人間は過食、美食さえ慎めば、概ね健康な日々を過ごせると、体験で知りました。

健康は腹6分目から

人間は誰しもおいしいご馳走を、腹いっぱい食べたいものです。それが健康に悪影響を及ぼすと分かっていても、欲望を押さえるには相当の強い意志と、周りの協力が必要とされます。

 私の場合、人並みの欲望はありますが、残念ながら胃袋がないため、日々の食事も量が限定されます。その上、よく噛んで液状にならないと食道を通らないのですから、我慢するしかありません。

 結果として腹6分目の食事が習慣になり、かつての肥満体は20キログラム減でスリムに、体脂肪率も12パーセントとスポーツ選手並み…。背負っていた小学生を1人降ろしたようなものですから、動きも軽やかにやりました。

 さらに噛んでも溶けない肉類、さしみなど身体が受け付けてくれません。

全ての臓器が安全圏に

4年前の私は健康診断でたくさんの注意を受けながら、病気を甘く見て無視していました。検査項目の大半が不合格だったのですから。

 ところが手術後わずか3年半で、肝臓、心臓、膵臓、動脈硬化、血圧、前立腺肥大はおろか糖尿病まで合格点をもらいました。医師の治療を受けたり、薬のお 世話になったのでもありません。健康食品にも無縁でした。ただ、よく噛んで、腹6分目の食事、止むを得ず過食、美食を慎んだだけ…。

 体重が1キログラム増えれば、ウエストが1センチ大きくなります。その1センチが寿命を1年縮めます。誰もが健康で長生きを願うもの。それには「粗食」「小食」を心掛けるしか、他に方法はないのです。薬も健康食品も一時しのぎでしかありません。

健康で楽しい人生を願う

新しい年になると「古希」を迎えますが、ガンになったお陰で楽しい日々を過ごさせていただいています。
健康長寿の楽しい人生を願うなら、ともかく「美食」「過食」を我慢すれば、良い人生への道が開けます。

思いの強弱が勝負です。