今をどう生きるか

積極的に生きよう 2010.2

予想外の大盛況

2月11日の「建国記念の日」、リーガロイヤルホテル広島のロイヤルホールは、600名を超える人たちの熱気で燃え上がりました。
数年来の不景気から生まれた閉塞感をなんとかしたいと、先行きに不安を抱いた市民が集ったのです。
昨年10月、「よい国つくろう!日本志民会議」を、全国の同憂の士と立ち上げた全国運動の一環です。
なにはともあれ広島からメッセージを発信しようと、中国5県の皆さんに呼び掛けました。
当初は200名の予定でしたが、なんと申し込みが殺到し、約3倍もの600名に…。びっくり!
あわてて座席を増やすやら、運営の体制の整備やらで大わらわでした。
テレビでお馴染みのゲスト、上甲晃さん(松下政経塾・元塾長)や山田宏さん(杉並区長)、それに中田宏さん(前横浜市長)まで加わり大熱弁。
燎原の火のごとく、全国の各都市に伝播しています。

先行きが不安でいっぱい

政権交代で新風を期待したものの、お金にまつわる不祥事の続出や、厳しい国の懐具合から景気は下向くばかり。
年金や医療の先行きも霞がかかったよう。
少子高齢化社会は超スピードで進行中、過疎集落どころか消滅集落は増えるばかり。
ゆたかな暮らしに慣れた人々は、つましい日々に心が荒んでいきます。
地域の商店も一旦シャッターを降ろしたら、果たしていつ賑わいを取り戻せるのか。
倒産が相次いで仕事が減り、せっかく大学を卒業した若者も右往左往。
パートの解雇も後を絶たず、暮らしを直撃しています。
だからといって批判や不平不満を連発したとしても、気分が滅入るばかりで何の解決にもなりません。
ここは気分を入れ替え何事もポジティブに生きるのがベスト。
大会では小山正さん(落合南)、平井時子さん(真亀)、竹下員之さん(白木)などが、積極的な地域活動の報告を披露され、満場の拍手を浴びました。
まずは自分に出来ることで、世の閉塞感に風穴を開けることでしょうか。

未来のために諦めないで

小さな力では何も出来ないと思いがちですが「一人では何も出来ないが、一人が始めなければ何も始まらない」という箴言があります。
一つの言葉が人生をより良くし、社会を変えることもあります。絶望しないで日々を過ごしたいですね。
政治といえば特定の政党を支持したり、特定の政治家を応援することだと思いがちですが、決してそうではありません。
何よりも政治に関心を持つこと、自分の考えを持つこと、機会あるごとに発言することだと思います。
そうした小さな力の結集が、世の中を変え子供らのための未来を築くことにつながります。
「人生、いつでも今からはじまる」と腹をくくって思いを新たにしましょう。

Plus One Message
sekkyoku
自立の心
和の心
公の心

ピンチに遭遇して 2010.1

アクシデントに見舞われる

3月の中旬としては珍しく連日、重いみぞれが降り続けました。バス停の清掃は難しく、陸橋や階段などの雪除けに切り替え。その重かったこと、しっかり肩と腰を痛めました。
雪除けを終えて取引先の金融機関が募集したバスツアーに夫婦で参加。
行き先は熊本城見学などがコースに入った玉名温泉です。
出発前の道路情報で雪の影響による山口以西の山陽自動車道の閉鎖が伝えられていました。
広島は青空に太陽が顔を見せ、ほっと一安心して出発しました。
ところが下松市に入ると交通渋滞に遭遇、やっとの思い出サービスエリアに入りトイレ休憩。
そこからが大変でした。辺りに雪は見えなかったのに解除の連絡が入らず、約1時間もストップしたまま…。
駐車場で待機している大型トラックの群れは壮観でした。すごい!の一言。

高速道路渋滞の現実

山陽自動車道の閉鎖解除の情報が入らないまま車が流れ始め、つれてバスも見切り発車。
閉鎖区間は山口から北九州までで、比較的暖かい地方なので不思議な自然のいたずらでした。
15分ほど走ったところ悪い方の予想が当たり、大渋滞に巻き込まれてしまいました。
一般道も混雑していたのか、インター出口の5km手前で3時間も立往生。
やっと国道2号線にたどりつきましたが、4時間も遅れていました。このままでは到着が深夜になるとの判断で急遽、新山口から新幹線に乗り換え、博多から特急列車で熊本県・玉名駅に到着しました。
夕食のスタートは午後8時。昼食も観光もすべてキャンセルでたどりつくのが精一杯。
これまで高速道路の渋滞はニュースで知るだけで他人事として無関心でしたが、トイレもない、歩くことも出来ない、食べ物も飲み物もない、椅子に座ったままの姿勢、まるで孤島に取り残された集団と同じです。
日々いろいろな出来事が起こりますが、他人を思いやれなかった自分が恥ずかしく、自省と自戒しきり。

素晴らしい人たち

このツアーは団長としての参加でしたが、想定外の出来事にもしかしたら不満が爆発するのではないかと、内心ではおろおろ…。
日頃、ミーイズムの蔓延している世の中を、うんざりするほど見せ付けられていたからです。
ところが何としたことか、不平・不満どころか、愚痴の一つも聞こえてこないのです。
穏やかに微笑しながら、渋滞の解消をじっと待っているのです。内心では大きな声で叫びたいほど怒りもあったはずです。
自分より先に他を思いやる、そんな日本人の徳性がピンチに際して発揮されたのでしょうか。30名ほどのツアーでしたが、参加者の心の広さとやさしさに胸を熱くしながら、全行程を終えることが出来、万歳!

Plus One Message
pinchi
思いやりが
暮らしを
和やかにする

「旬」の味を取り戻す 2009.12

食の変化を憂う

晩秋の「秋の感謝祭」で賑わった紅葉の《癒しの郷は》は、散る落葉もなく寒々とした風景に姿を変えまし。
子供たちの嬉々とした《竹の子学園》のさんざめきも、桜の花が咲く4月まで待たねばなりません。
《マルコシ農園》の畑には二千本のタマネギが霜柱の下で冬を耐えており、シ口ネギとわずかのハクサイを残すのみ。
ダイコンは年を越せそうにもない。
それでもスーパーの食材売場には、四季を問わず数多くの野菜や果物が並べてあります。
もはや旬の味という言葉は、死語になりました。
子供たちにその味を伝えるすべもありません。
地域の食材を旬に調理して食べる文化など、面影もなくなりました。
台所を預かる主婦は忙しすぎるのか、他人が作った「中食」が大人気です。
わが家の伝統の味などは、伝える主婦もなく求める子供もない。

食にこだわりたい

ときおり不揃いながら農園で収穫した野菜をお客様に届けていますが、新鮮だとと口を揃えて大人気。
その声を聞きながら、旬の味を知っている人の存在をうれしく思っています。
キッチンのリフォームをしたお客様が、台所をフル活用される姿を見るとき、日本の食文化の素晴らしさを感じます。
マスメディアは飽食の時代を通り過ぎ、日本社会は食へのこだわりを喪失したと伝えています。
大半はそうかも知れませんが、高齢者の多くは土地の食材や旬の味にこだわっている現実もあります。
実際に働く主婦は忙しすぎる。
こだわりよりも便利さを優先するのも仕方がありません。
勉強に熱心な子供たちは、手近なスナック菓子などで食事を済ませます。
これも現実です。だからと言って食文化を伝える責任のある世代が、栄養補給をサプリメントに頼るのは如何なものでしょうか。
あらためて「命を支える食」の観点に立って食の本質を問い直したい。
ほんとうの旬の味を、次の代に伝えたいですね。熟年世代の大切な役割です。

新三世代のだんらん

フォーラム新聞の新春座談会で「三世代の大家族で暮らすと、日本の伝統文化は復活するのではないか」という意見が交わされました。
確かにそうですね。
核家族の社会に移行して、日本の文化も変質したと思います。
戦後、長い期間にわたって経済大国の恵みを謳歌したのですから、いまさら悔やんでも愚痴というものでしょう。
特効薬も見当たりませんが、ときおり子や孫を招いて自慢の腕を揮っては如何でしょうか。
三世代の暮らしは望むべくもありませんが、もしかしたら旬の味を覚え、わが家の食文化を後世に伝えてくれるかも知れません。
つましく食事のなかから新しいだんらんも期待できそうです。
頑張りましょうね。

Plus One Message
shun

予想外の嬉しい展開 2009.11

公園清掃が2年目に

これまで10年間続いたJR駅のトイレ磨きから、公園のトイレ磨きと周辺清掃に活動の場所を移してあっという間に1年が過ぎました。
1月2日の土曜日から2年目に入ります。
毎週土曜日を活動の日と定め、例外を設けないことを基本にしているため、ときには家族との時間を犠牲にするときもあリます。
1年を振り返れば、スタートは1月3日、ゴールデンウイークは5月2日、お盆は8月15日がそれぞれ土曜日でした。でも休まない。
JR駅のトイレ磨き仲間だった橋本博明さん衆議院議員に当選し、継続しての参加が難しくなりました。それでも地元に帰ったときは寸暇をさいて参加し、汗を流してくれています。
国会議員になっても偉ぶらず、素手でトイレ磨きをしながら政治の裏話などを聞かせてくれます。とても楽しい活動になりました。

メンバーは13名に

公園に活動の場所を移してから、メンバーは13名に倍増しました。
新しい参加者はいずれも熟年世代で元気いっぱいです。
地域も少しずつ高齢化が進んでいます。
誰もが元気のいい環境を願っていますが、実際に行動することは難しいようです。
しかし、自分に出来ることで世の中の役に立ちたいと思っている人は少なくありません。
公園のトイレ磨きは、ハッピーリタイアした人たちの志の高い生き方を示しています。
それぞれすべての公園が、安全で美しい場所になれば、憩いの場所になります。
ミーイズムの横行に眉をひそめる場面もありますが、公園が美しい舞台に生まれ変われば、新しいコミュニケーションも生まれそうです。
その役割は高齢者が果たすべきなのでしょうね。現役は子育てや暮らしの防衛に忙しい。
ここは一番『金持ち』『知恵持ち』『時間持ち』の出番です。
せっかく天から与えられたお宝を生かさなくては、それこそ罰が当たります。世のため人のための活動は、健康もプレゼントしてくれます。

輝きを増している公園

地域内8ヵ所の公園をローテーションしながらトイレ磨きを中心に掃除活動を進めていますが、驚いたことに輝き始めた公園が2ヵ所も誕生しました。
隅々まできれいに掃除されているのです。周辺の心あるグループが定期的に活動を始められているようです。
そうなれば私たちは不要。
名残惜しい気持ちはありますが撤退を決めました。その分だけ新しい輪を広げていきます。
「0」から「1」までは限りなく遠いけれど、「1」から「10」まではあっという間です。
ささやかな活動が地域の美化に役立つ事実を目のあたりにし元気百倍…。
寒い冬を乗り越えれば、やがて暖かい春が訪れます。水の冷たさはこれからが本番。

Plus One Message
yosou

食生活を整える 2009.10

噛む習慣を身に付ける

いまではすっかり慣れましたが、6年前、胃の全摘出をして以来、それまでの食生活が一変しました。
早喰いも芸のうちとばかりに噛むのももどかしく掻き込んでいましたが、固形物を受け付けなくなったのです。
焦って食事をするとすぐ詰まる、嘔吐する、無理して食べる、また嘔吐するの繰り返しでした。
回数多くゆっくり噛めば無事ですが「噛む」習慣を身に付けるのは、並大抵ではなく辛抱が必要でした。
やっと慣れましたが、思いがけないご褒美がありました。
噛んで溶けるものだけを食べていますが、これらの食材は内臓の老化を防ぐだけでなく、若返らせてくれたのです。
身体に良い食べ物と噛む習慣は、すべての健康法に勝ると実感しています。
好みもありますが、食べたい食材は内臓に負担を掛けやすく、老化を早めます。

内臓の若返り

肉も魚も野菜も身体には大切な栄養源です。
しかし、どんな高級な食材でも、そのまま体内に入れると単なる異物でしかありません。
食物は口の中で咀嚼して唾液と交わり、消化されてから有益な栄養分となるのです。
流し込んで胃袋に消化させるようでは、満腹感は満たせますが内臓の老化を早めます。
健康を阻害するのは、ごちそうに大食い、それに噛まない食習慣だと言えます。
せめて一口30回は噛むように医師から指導を受けますが、本気で取り組まないと習慣になりません。
よく噛む習慣が身につくと、胃腸への負担が少ない、顔の筋肉が鍛えられる、視力が衰えにくい、満腹感が早く食べ過ぎを押さえられる、肥満防止につながる、脳が刺激され記憶力が良くなる、良いことばかりです。
でも、美味しいものを食べたい、腹いっぱい食べたい欲望を押さえるのは難しいですね。
健康で長生きしたい欲望との大戦争です。
どっちも叶う虫の良い話はありません。
あなたは食事、健康、どちらを選択されますか。

夫婦愛物語

横浜ベイスターズの工藤公康投手は、自由契約選手になりました。
プロとしては異色の46歳、投手として26年間も輝き続けました。偉大な選手です。
工藤投手のプロ生活を支えてきたのは奥さんの功績ですが、最大の要因は食生活でした。
内臓に負担を掛けない、この一点です。
「よく噛むこと」「食材を厳選すること」を頑ななまでに守り続けました。
毎晩のメニューは、米飯、魚(鯵、鰯など)、コンブ類、菌類(椎茸など)、根菜類、味噌汁など、肉類は厳禁です。
プロ野球の大スターが厳しいと思われる食生活に耐え、奥さんも辛抱強く作り続けた。
その結果、今があります。感動的な二人三脚。

Plus One Message
shoku
噛む習慣は
命の貯金
そのものである

老健社会を謳歌しよう 2009.9

長寿金メダル

日本は政界一の長寿国として、記録を更新し続けています。
外国との比較では男性は4位ですが、女性は何と24年続けて世界一の座を守っています。
64歳以下の人口が減り続ける中で、高齢者人口は昨年より80万人増えて2898万人と記録を更新中。
女性の高齢者割合は25%を超え、4人に1人が高齢者になりました。世界の王座はしばらく揺るぎそうにありません。
「わが家にも政権交代夢に見る」(シルバー川柳入選作)、その通りと苦笑する男性は多いが、政権どころか「妻なくして、わが人生なし」が実感のようです。
せっかくの金メダルなのに、高齢者大国のイメージは、どちらかといえば暗い。
敬老会のお祝いも中止する地域があり、社会のお荷物だとうそぶく親不孝者もいるとか。
国を挙げてのお祝いにするべきでしょうね。

高齢化社会へ加速

2008年の住宅・土地統計調査によると、高齢者のいる世帯は1821万世帯で、5年間で180万世帯も増えました。
このうち高齢者が1人で暮らす世帯は414万世帯にもなります。
高齢者であってもピンピンして子供世帯や孫世帯の役に立っているうちは歓迎されますが、一旦、長患いや寝たきりになると嫌われます。
医療費や介護費はうなぎのぼりに上昇中。
貧しい政治の責任を結構ですが、政権交代してもない袖は振れないのが現実。
さりとて年金は減らして欲しくないし、消費税が増えるのもうれしくありません。
家族にも国にも頼れないとしたら、アバウトな屁理屈ですが「自主・自立」しかありません。
健康であればすべてが叶います。
病気にならなければ医療費の心配は無用、自分のことが自分で出来れば介護費も無縁。
つましい暮らしの習慣があれば、小食・素食も苦にならない。
年金の範囲でやりくりできます。
ピンピン元気で暮らし、ある日突然コロリと死ぬ。

 

元気な人をモデルに

敬老の日が祝日になった1966年、日本人の平均寿命は男が68歳、女が73歳。
40年で寿命は10歳以上も延び続け、卒寿超えが130万人、つまり100人に1人は90歳以上が現実なのです。
日本の最高齢男性は明治30年(1897)生まれの112歳。
京都府丹後市に住む木村次郎右衛門さん。テレビの国会中継を必ず見るとのこと。
「責任の重さを痛感している」「時代についていけないようではあきません」。
この気概を日本をダメにした総理大臣に伝えてあげたい。
100歳以上の高齢者も今年は4万人を突破。
80代や90代でも、元気で仲の良い夫婦は珍しくありません。
愚痴や不平不満はさらりと捨てて、さあ人生これから。

 

Plus One Message

老健社会を謳歌しよう 2009.9世界一
二十四年連続の
長寿金メダル

老いてなお衰えず 2009.8

志気に老少なし

97歳の高齢でありながら聖路加病院の理事長を務める日野原重明先生がNHKの「スタジオパーク」に出演され、近況やなお衰えぬ志を淡々と語っておられました。
肌のつや、髪の色、声の張り、歯切れのよい語り口、背筋の伸びた姿勢などびっくりしました。
年中無休で一日の行動時間(診察、講演、授業、執筆など)は18時間、睡眠時間が5時問、一日の摂取熱量は1200kcal、その上海外出張も年5回以上などとごく当たり前のように話される日々に2度びっくり。
人間の生命力の強さに感動しながら、同時に大きな勇気を与えられました。
もうぼつぼつかと老い先短い身を囁いていましたが、生き方次第では25年後も日野原先生のように現役で過ごせるかもしれないと、72歳の痩身に鞭打つ決意を固めました。
いい加減にしろと言われそう…。

困難な道を選ぶ

毎週水曜日の早朝、地域内にある小学校の通学路清掃とあいさつ運動を始めて12年目に入りました。
地域のみなさんにも呼び掛けていますが、難儀で報いのない活動とあってか参加者は長い間ゼロでした。
嬉しいことに3年前から口田南地区の大江雅雄さんが、レギュラーメンバーとして参加しておられます。
ご自身のC型肝炎の後遺症、持病の腰痛、身内の介護などの苦を厭わず、午前7時半に「おはようございます」と明るい笑顔で参加。
もちろん悪天候でも例外はなく、雨の日は合羽、雪の日は防寒着をまとっての活動になります。
たかが「そうじ」ですが約30分間も無駄なく働き、登校する児童たちに「おはようございます」と声掛けするのは、端で見るほど簡単ではありません。
20 代の若者でも耐え切れずリタイアするほどの難行です。
それだけに、大江さんの参加は新しいエネルギーとなり、身体を気遣いながらも「来週もお待ちしております」とつい言ってしまうのです。
ごめんなさい。

残された時間の使い道

「定年までがむしゃらに働いたのだから、しばらくはゆっくり身体を休めたい。
できれば自分のために時間を使いたい」と、熟年世代の多くは願っています。
そうだろうなと思います。否定するのではありません。
一方では、日野原先生の活躍を拝見するとき、人間は必粟以上に身体を甘やかすと早く衰えるのでないかと心配もします。
無理せず、休まず、志高く、潤滑油を切らさず生きるのがベストに思えますが、いかが?
もう一つ、時間の使い道ですが、どうせならかっこよく他の人のために使いたいですね。
大江さんは通学路以外にも多くの活動をしておられます。
他人のために汗を流す- なんともお洒落な人生だなと、胸を熱くしております。

Plus One Messeage

  老いてなお衰えず 2009.8

あとから来る者のために 2009.6

みっともない

かれこれ20年になりますが、毎朝1時間程度、飽きもせずごみ拾いや掃除を続けています。
最初は一人でしたが今では一緒にに働く仲間たちも全員参加してくれ、広い範囲の掃除ができるようになりました。
相密わらず「みっともない」と嘲笑したり「邪魔になる」と尖った目を向ける人もありますが、空き缶やタバコのポイ捨ては激減し、町は見違えるように美しくなっています。
中には心得違いの人も少なくありません。
先日もバス停を掃除していると、いま掃いたばかりのところに火の付いたタバコを捨てた管理職風の紳士がありました。
一瞬の出来事です。たかがタバコのポイ捨てですが、その光景を子供たちに見せたくなくて、あわてて踏み消して拾いました。
残念ながちいまの日本には、みっともない行いを平気でする人が激増中です。

うれしい表彰状

掃除畏友の三島清一さんが中国電友会(NTT・OB会)から、環境美化活動の功績を讃え表彰されました。
きちんと見てくれる人の存在は嬉しいですね。

  表彰状  三島清一殿

あなたは環境美化活動に深い理解をもたれ、JR芸備線の高陽地区内にある六ヶ所の駅を早朝から清掃・整備など奉仕活動にご尽力されました。
よってその功績をたたえここに表彰します。

  平成21年5月27日 
  中国電友会会長 田中光輝

三島さんは平成11年1月から20年12月までの土曜日、午前4時半からトイレ磨きを中心とする駅清掃活動に参加されました。
本来ならJR西日本から褒められてもおかしくないのに、トイレ磨きとは無縁のかつての同僚たちの推薦でした。
形式だけの大臣表彰よりはるかに高い価値の嬉しい報告に、くさい仲間と一緒に喜び合いました。

坂村真民の詩に魅せられて

人がもっとも嫌がる公共のトイレ磨きに参加するようになったいきさつを問いました。
三島さんは照れながら「坂村真民の詩に心打たれたからですよ」と、言葉少なに話してくれました。

 あとから来る者のために

 あとから来る者のために
 田畑を耕し、種を用意しておくのだ
 山を 川を 海を
 きれいにしておくのだ
 あとから来る者のために
 苦労をし 我慢をし
 みなそれぞれの力を傾けるのだ
 あとから続いてくる
 あの可愛い者たちのために
 みなそれぞれ自分にできる
 なにかをしていくのだ  (抜粋)

一人でも多くの人が、この詩に沿った生き方をして欲しいと願っています。

Plus One Message

あとから来る者のために

傲りを捨てて 誇りを持つ 2009.5

責任を問われるべき人

学校現場における学級崩壊が、最近は著しく低学年化しつつあります。少年少女の非行化が、深刻な社会問題になりました。
これらに対して、家庭での教育や学校の指導のあり方、量刑の軽重に批判・非難の声が上がります。問題は深刻化するばかりで、よくなる気配はありません。
しかし、子供たちは自然にこういう行いをするようになったのではありません。すべて身近な大人から影響を受けているのです。

原因を作った大人こそ責任を問われるべきであって、子供たちの姿や行いを責めることはできません。
周囲の大人の暮らしを見るとき、私のような高齢者の世代にあっても、世の顰蹙を買う大人が少なくありません。
子供たちは嫌でもその姿に触れ続け、無意識のうちに見も心も染められているのです。

黙って拾う姿

小学校の環境問題の授業で町を美しくするのは、そこに住む人の責任だと伝えました。
話がたばこの吸い殻のポイ捨てに及んだとき、目撃したらどうすれば良いかと質問がありました。
君たちならどうする?と逆に質問しました。大半の子供たちは捨てた人に注意をすべきだと答えてくれました。
先生ならどうするの?その問いに「黙って拾う」と答えました。
理由は注意することが目的ではなく、町をきれいにすることが目的だからです。後日の感想文に「吸い殻を黙って拾うなんてすごい!」とありました。

大抵の場合、知らぬ顔をして見過ごすか、注意だけする大人を見ているから驚いたのでしょうか。
識者と称する大人たちが批判者や非難者になり、自ら実行しない姿を目撃しているからでしょう。これは大人たちの傲りです。

子供たちは言行一致の大人を見習い、尊敬します。自分に備わった力を自分のためにだけ使う人には違和感を持っています。

謙虚な生き方を見せる

自分に備わった力、与えられたものを、どれだけ他の人や社会のために使えるかに比例して、大きな誇りを持つことが出来ると信じます。
自分が何もしないで子供たちにあれこれ注意するだけでなく、自ら実践で示し誇り高く謙虚に生きることが、子供たちを健全に育てる道でしょうね。

無垢で生まれてきた子供たちには何の責任もありません。
きちんと躾ができない家庭、誇りを持って教えられない学校現場、無関心を装う地域の大人たちに大半の責任があります。
子供たちを批判する前に骨身を惜しまず子供たちのために何をしているのかを反省すべきでしょう。

大人の謙虚な生き方は、百回の訓戒に勝るといいます。次の時代を託す子供たちのてめに、大人自らの反省が求めれれます。

Plus One Message

傲りを捨てて 誇りを持つ

 

大人は 傲りを捨て去り誇りをもった 生き方をしたい

生涯学習の新たなステージ

人生講座のスタート

生意気にも木原伸雄の地域版「ちょっと・とーく」と名付けてお届けしてから8年目になります。実践が乏しいものですから、書く内容も浅くなります。

今号から「いまをどう生きるか」をテーマにお届けの予定。礼を欠く文言などございましたら、どうか広い心でお許しを…。

昨年の3月、思いつくまま「心豊かに生きる」をテーマに、ささやかな講座をスタートしました。熟年男女を対象に、年来は問わない、講演会や講座とは異なり講師は不在、参加者の人生経験から楽しく学び合う、定員は顔の見える5名、多くても6名に設定。

なんらかの儲けにつながる勉強会ならともかく、心を養うという集まりです。この世知辛い社会ですから、参加される熟年者は少ないだろうと思っていました。

学び合う楽しさ

ところが思いがけず定員をはるかに超える応募があり、結果として午前と午後の2クラスでスタート。参加者は60歳から80数歳の男女12名、つまり平日に時間のやり繰りできて、しかも、知的好奇心の旺盛な熟年世代の人たちです。

勉強するスタイルは「教える」「教わる」が一般的ですが、参加者がお互いに「学び合う」形式が年代にマッチしたのか、よほどの事情がない限り顔がそろいま す。都合が良ければ参加するのではなく、開講日に合わせて時間のやり繰りをされている由。その熱意がよい雰囲気を生み出しているのでしょうか。

第一期はお互いの人生経験を楽しく語り合いながら進めていましたが、第二期からささやかながらテキストを用意。毎回、メンバーが順番に朗読し、学び合うカタチになりました。

発言に対して「反論しない」「決め付けない」「結論を出さない」などの約束が、伸び伸びとした雰囲気づくりに役立っています。

若返りの妙薬に

テキストの朗読は、思いがけない効果を上げています。「他人の前で朗読するなんて50年ぶり…」「かっこよく見せるには予習が欠かせない」「内容を理解していないと思うように話せない」など、新しい挑戦が始まったのです。まるで小学校時代に戻ったよう。

世の中の出来事やこれからの人生を前向きに考え始めると、良い細胞が活性化し、健康食品以上に身体を若返らせるようです。1年前から比べると、参加者の表情や動き、それに発言の内容も若々しくなりました。明るい笑顔も、若返りに一役買っているでしょうね。

人生講座を「新たな生涯学習のステージ」として展開したいと願っています。

混迷する世の中、お互いの努力で、もう少し楽しく暮らしたいですね。

Plus One Message

生涯学習の新たなステージ