美しく元気に生きる

「美しく元気に生きる」 ④ウォーキング・イズ・ベスト でかっこよく

④ウォーキング・イズ・ベスト でかっこよく

徒歩通勤、休まず八〇〇日

一念発起して自宅から会社まで約三㌔を徒歩で通勤しています。休まず八〇〇日歩き続け、万歩計の累計は九〇〇万歩に達しました。三ヵ月後には一千万歩を超えます。私のモットーは、①年中無休(夢求)、②例外なしです。妻は変わり者だと笑いますが、ともかく徹底しています。

一年三六五日、午前六時前には自宅を出て歩き始めています。一〇数分後には会社の周りを箒で掃いているか、火ばしでゴミを拾っているか、花壇の手入れをしているか。出張のときも変わりません。東京でも旅行先でも同じことをしています。努力しては続きませんが、習慣になれば身体が勝手に動くのです。

健康のための運動はいろいろですが、私はウォーキングがベストだと信じているからです。加えて一日のリズムを変えないこと。その気になれば、誰にでも簡単に出来ることです。

ウォーキング・イズ・ベスト

道で行き交うすべての人にあいさつしていますが、息を切らせて走る人、肘を横に振って鬼のように顔をしかめて歩く人、無理をしている人はあいさつを返す余裕すらありません。概してすべてが「わが道を行く」です。もしも健康のためならそんな運動は何の役にも立ちません。せいぜい自己満足の範囲内です。

私は心拍数が上がる運動は高齢者の仲間入りをしてすべてやめました。過激な運動をして倒れてしまっては何にもなりません。スポーツ経験の浅い人が、いっぱいご馳走を食べてメタボ解消のためにスポーツをやる。それは命を縮める愚かな行いです。

ウォーキングはスポーツの範疇に入らないかもしれませんが、無理をしない範囲で歩くこと。ただし、生活習慣になるまで続けることです。そうなれば努力は無用になります。身体が勝手に指示してくれます。

かっこよく歩く。スターのように

「一日一食で二〇歳若返る」の著者・南雲吉則医師は、ふくらはぎと背中の筋肉をフルに使うことを勧めています。心臓から送り出された血液をもう一度心臓に戻すには、第二の心臓と呼ばれる二つの筋肉を使う必要があるのです。歩けばいいのですから簡単です。電車やバスで座らないことも大切です。

私の徒歩通勤は宣伝が行き届いて多くの人が注目しています。だからいつ見られても恥かしくないようにかっこよく歩いています。

①お腹を引っ込め胸を張って歩く。

②手は軽く握って振る。

③最大の歩幅で歩く。

この三つの条件で血流は改善し、ウェストは細くなって背も伸びます。錯覚?

短時間でもいいから、ともかく毎日続けることが大切です。万歩計は生活歩数も拾ってくれます。ただし、どんなときもだらだらしないことです。まずは一歩から。

「美しく元気に生きる」 ③「一物全体」で バランスの良い食事を

③「一物全体」で バランスの良い食事を

「一日一食」のお薦め

個人差や好みがあるから強制は出来ませんが、私は一日一食をお薦めし、自分でも実践しています。難しい理屈はさておき、食事の量が多いほど内臓は働くことを求められます。心臓も胃も腸もしばらくはフル回転します。腹いっぱいの満足感が体内の器官を疲労させます。もしも三回の食事を一回にしたら、その分だけ内臓は休息ができます。

その休息が高齢者の老化のスピードをゆっくりさせ、若返りへと方向転換させます。一気に習慣は改まりませんが、お腹がすいたと思ったらジュースやビスケットなど、胃腸に負担を掛けない食べ物で補給をします。百一歳の現役医者・日野原重明先生は、一日一食で一日実働十八時間働いておられます。満腹状態よりも空腹の方が脳が活性化し、よく働いてくれます。まずはよい食習慣を身につけることから始めたいですね。そうすれば若返りが可能になり、百歳現役も夢ではない?

小魚は栄養満点

身体を若返らせるために必要なのは「完全栄養」を取ることです。そして栄養は「量」ではなく「質」で得られことを自覚することですね。たくさん食べたら栄養が取れるのではないのです。栄養を摂取するにはそれなりの体内コストが掛かります。したがって「質」はバランスであることを、よくよく自分に言い聞かせます。そして納得します。

食べる量はすくなくてもすべての栄養素をバランスよく含んだ「完全栄養」を摂取することです。まずは「牛乳」や「卵」です。すべての栄養素がバランスよく含まれています。バランスのよい食事とは、私たちの身体を構成している同じ種類の栄養素が、同じ比率で含まれているものです。それは丸ごと食べることで可能になります。牛肉は栄養分がありますが、一頭を丸ごと食べることは出来ません。お薦めは魚です。小さい魚なら「皮ごと骨ごと頭ごと」食べることが可能です。これを「一物全体」と言い、栄養満点なのです。

丸ごと食べる

前述の小魚も同様ですが穀物、野菜なども丸ごと食べられます。自然界の命を丸ごといただく「丸ごと食」が、生命体としてのバランスを取るにはまったく相応しい食べ物と言えます。丸ごと食べるには小さいものが良いと分かります。

日本の食生活の考え方の基本は、食べ物はすべて薬であり、全体を食べること自体が、そのまま生きていくのに欠かせない「養生」になっています。丸かじりとなれば、大きいものより小さいものの方が人間の食べ物として相応しいことになります。例を上げればマグロよりイワシが優れていることになります。穀物、野菜はすべて含まれます。

わたしは原則一日一食ですが、少量のご飯、メザシやアジの開き、シイタケ、ごぼう、ダイコン、サトイモなどの煮物が中心です。補助食品はお餅です。一日の摂取量は千キロカロリー程度です。これでしわが減り、疲れなくなるから不思議です。

「美しく元気に生きる」 ②~少食・粗食 咀嚼の効用~

②~少食・粗食 咀嚼の効用~

メタボからの脱出

日本の食料自給率は低いことがよく話題になりますが、とうとう40%を下回りました。幸い飢えることもなく、足りないところは輸入で賄っています。そのおかげで食べ物は溢れ、いくら食べてもなくなる心配はありません。その結果、食べ放題の日々がもたらされ、メタボ(メタボリックシンドローム)が増え続ける異様な光景を目にすることになります。

メタボになると「高脂血症」「高血糖」「高血圧」とご縁が深くなります。あわてて薬のお世話になる人が大半ですが安易に頼ると死ぬまで飲み続ける破目になります。そして「癌、脳卒中、心筋梗塞」の道へ一直線にひた走ることになります。それでも食べ続けるという人は別ですが、人に迷惑を掛けたくなければ生活習慣、とくに食習慣を改める必要があります。

メタボからあなたに四つのメッセージを送っています。

①食べ過ぎないでね。

②脂を摂りすぎないね。

③砂糖を少なめにしてね。

④塩を摂りすぎないでね。 

まずは「3S作戦」の展開

「3S」とは「少食、粗食、咀嚼」の頭文字ですが、飽食に親しんだ人たちには簡単ではありません。

①たくさん食べない

②美味しいものを食べない

③噛まずに飲み込まない

つまり、美味しいものを噛まずにたくさん食べる習慣を変えるのですから、相当強い意志が必要になります。

幸いに私は「3S作戦」に勝利を得ました。食習慣を改善する強い意志があった訳ではありません。癌に侵され胃の全摘出手術をしたため、結果的に良い食習慣が身についただけなのです。1月30日で丸10年になります。やっと食べられないことへのストレスも感じなくなりました。

食習慣を変えるということは、口で言うほど簡単ではなく大事業なのです。凌ぎ切れば「健康長寿」という素敵なご褒美が神様からプレゼントされます。「健康」と「美食」を天秤にかけて、どちらを選ぶも自分次第です。健康を求めるのなら、少しは我慢も必要でしょうね。

咀嚼(そしゃく)の効果

「3S」のうちの「少食、粗食」は、その気になれば何とかなります。ところが咀嚼=噛むは想像していたより難物です。メタボ脱出作戦は大抵の場合、噛むことの習慣化で頓挫します。ところが噛むことで生まれる唾液の効果を知ると、もうひと踏ん張りできます唾液は口の中の雑菌を洗い流すので「じいちゃん臭~い」と孫から言われなくなります。口臭、加齢臭を取り除いてくれます。喉の渇きを癒やし、消化管を潤します。消化管から吸収された唾液は血液の流れさえも良くしてくれます。やがて風邪とは無縁の強靭な体質を作ります。唾液の効用を知ると「噛む」ことの大切さが分かり、実践、継続の後押しをしてくれます。

私の10年間の通信簿は①体重が83㎏から61Kgに、ウェストは93cmから72㎝までスリムになりました。ほかにも数え切れないほどのご褒美を「3S作戦」はプレゼントしてくれました。(続く)

「美しく元気に生きる」 ①若返りは 不可能ではない

①若返りは不可能ではない

敬老会の仲間入り

これまで「好老社会を創る」をテーマに連載してきましたが、稿を新たに「若返るための健康法」について私の実践を通じてお伝えしたいと思います。健康な年寄りになるのではなく、老化をストップして若返るのです。

私は昭和十二年三月一日生まれ。晴れて後期高齢者(光輝幸齢者)になり、地域の敬老会にお招きいただきましたまだバリバリの現役で働いておりますから、気持ちの上では「老壮青」のうちの「壮」の気分でいます。だから会場に入ってちょっぴり違和感がありました。「七十五歳、おらが村では、青年団」の気分で、心を新たに新入会員としてのご挨拶をさせていただきました。「人はすべて幸せになる権利を持っています。しかし、それは与えられるものではなく、自らの力で幸せになる義務を伴うものです」。つまり、依存心を捨て、自主・自立の心で生きる決意を披露したものです。少し生意気かと思ったのですが…。

骨を丈夫にする

人並みに歩けることは若返りの第一歩です。一般に年齢と共にカルシウムが減ってくるといわれますが何故でしょうか。通常の食事を摂っている限り、骨の中のカルシウムも血液中のカルシウムも、イオンのバランスによって一定の値に保たれるようになっています。

それなのに骨が非常にもろくなっているとしたら、それは歩き足らないからです。高齢者がいくら健康食品で補っても骨がもろくなるのは、年を重ねるに連れて運動量が減るからです。骨はカルシウムの銀行のようなところ。歩かなくなると貯金がどんどん減ってきて、腰や膝に痛みが出てきます。痛ければますます歩かなくなります。悪循環に陥るのです。高価な薬を飲んでも、老いをストップさせることは不可能なのです。いつまでも若くありたいと願うなら、毎日歩くことです。休んではダメですよ。

目標は一日一万歩

私はある動機から「百キロウォーキング」に参加し、完歩する目標を立てました。高齢だから一気にとはいきません。まずは三年計画で、つまり七十七歳の喜寿に目標達成することを決めました。腰も膝も十分ではなく、ことあるごとに整形のお世話になっていました。

少し無理ではないかと思ったのですが、一日一万歩以上、三百六十五日休まないことにしました。昨年の五月十五日に始めて、九月二十日現在、四百九十日続けています。累計で五百四十万歩になりました。不思議なことに腰の痛みはなくなりました。夢のように膝もスムースになりました

歩くことによってカルシウムのバランスが復活したのです。大会に参加し、昨年は戸河内から「いこいの村」までノンストップで20㌔を4時間半、今年は島根県・匹見町まで40㌔を九時間半で歩きました。ウエストが細くなりました。顔色もよくなり、しわが減りました。髪まで増えてきました。奇跡!(続く)