続・世相藪睨み

No.10 ~百年に一度のチャンス到来 日本の再生がスタート~ 

No.9 ~子供は無限の才能を秘めている。親の責任でチャンスを与えたい。~No.9 ~子供は無限の才能を秘めている。親の責任でチャンスを与えたい。~seso_10_00

批判しても始まらないが

 1月5日、国会が召集され第2次補正予算案の論戟が始まったが、居眠りあり、ニヤニヤあり、まるで別世界の空間に思える。アメリカ発の金融危機などで右往左往している国民の苦しみなど、どこ吹く風のいい加減な予算委員会のやりとり。

 日本の政治が何故ここまで堕ちたのか、もともと愚劣だったのが危機に出会って正体を現したのか、文句を付ける元気もない。政治家の質の低下を世襲議員の増加や、タレント議員の数合わせだと切って捨てる向きもあるが、結局、これらの政治家をのさばらせた国民の責任も軽くはない。反省している。

 戦後の日本は経済の復興に総エネルギーを結集して来た。その分だけ政治の誤りには寛容であったように思う。いまさら後悔しても始まらないが、国民も政治家らの質の低下に責任の一端を負うべきだろう。

 政治家らは政権選択の決戦の年だというが、どの政党も選択肢に成り得るかといえば、残念ながら審判に耐え得るとは言い難い。政権政党の自民党はかつてないほどバラバラで、麻生太郎首相には求心力のかけらもない。早晩、のたれ死にする。

 与野党とも現在の危機に対処する力に欠ける。小泉純一郎元首相が目指した小さな政府構想は、跡形もなく瓦解した。どうやって国家機能を立て直すのか、その道筋にはまるで無関心過ぎる。麻生総理が就任して5ヵ月を過ぎるが、日本の将来について全く言及していない。

 目先の繕いにばかり精力を注ぎ込んで右顧左眄されては、国民もたまったものではない。民主党が声高に唱える「政権が交代すれば、日本は必ず良くなる」は子供騙しの虚言でしかない。左右寄せ集めの政党に何が出来るというのか。批判するのさえ腹立たしい。自民党に愛想尽かしをしても、民主党に期待する向きは少なかろう。国民の信任を得るなど夢物語に過ぎない。

 

「万縁の会」活動の意味

 いずれにしても政権与党は惨敗し野党の連合政権が誕生すると思うが、日本の政治は一層混迷を極めるだろう。4年連続して違った顔の首相が年頭の辞を述べる恥ずかしい国家に成り下がるに違いない。

 昨年の11月29日、広島市内に中田宏・横浜市長を招いて、横浜市政改革の実践や将来展望について語ってもらった。すでに11年連続の来広だが、「中田宏と共に日本を良くする万縁の会(会長・鍵山秀三郎)」活動の一環だ。

 中田宏は6年前「横浜から日本を変える」と宣言して、衆議院議員から横浜市長に転進した。政治を劣化させる企業・団体から献金を拒否し日本では育たないと言われる個人献金に活動資金を求め、まっとうな政治活動を行う決断をした。

 「万縁の会」は広く全国の有志に支持を求め、12年にわたって活動を展開している。入会のルールは極めてシンプルで分かりやすい。

①中田宏の政治活動を支援する。
②政治資金の支援母体となる。
③個人入会のみとする。
④会員は個人的頼みごとをしない。
⑤会費は年間一人、一口、一万円。

 幸いに心ある全国同志の理解を得て、選挙区の横浜市に止まらず千葉、栃木、兵庫、四国、広島、島根、福岡、長崎の各県に支部が誕生し、中田宏の政治活動を支えている。

 360万都市のトップになって僅か7年足らずだが、枚挙にいとまがないほど改革の実績を挙げた。

 中田宏は世襲議員でもないし、ましてタレント議員でもない。高い志を持った一人の青年政治家である。政治の質の低下と混迷は今に始まったことではない。日本の将来を託せる逸材を見いだし、地域を超えて支援することが喫緊の課題ではないか- と鍵山さんは喝破された。

 国民の多くは信頼できる政治家のもとで、すばらしい国作りの一翼を担いたいと思っている。今の政治的な閉塞状況は、信頼するに足る政治家の不在が原因ではなかろうか。現在の政治的混乱、経済的危機がいつまで続くか分からないが、長い下り坂が待ち受けていることは疑いもない。今こそ大胆で緻密なリーダーシップを持つ政治家のもとで、国民は再び愛すべき国・日本を再建しなければならない。その鍵を握っているのは麻生太郎でもない。まして小沢一郎でもない、天が与えた救国の政治家・中田宏だと考えるのはさほど的外れではないと思う。

歴史の大転換期が到来

 国会議員たちは能天気で議事堂を舞台にして、下らぬ権力闘争のみに終始している。しかし、現実はそれほど甘くないし、超スピードで崩落社会に向かっている。国会論戦を聞いていると、この人たちが日本の政治を舵取りする先生方かと思うと恥ずかしくなる。

 日本の資産は今回の金融危機により、天文学的数字で目減りし、自動車もマンションも日用品もぱつたり売れなくなった。単純な大不況だと甘く考えると取り返しのつかない事態になる。かつての栄光の日々は二度と戻ってはこない。

 これからの経済は限りなく縮小を始める。働き場所はおろか食べるものさえ乏しくなる。残念ながらこれは現実であり、政治や企業を批判しても解決の足しにはならない。国民一人一人が現状を正しく認識し、明日に備えなければならない。

 愚痴を言っても始まらないが、今回のピンチを本来の生き方に戻す最高のチャンスと考えてはどうだろうか。「お金があればなんでも手に入る」と考え浪費の限りをしてきたが、この際、無駄遣いをしない、つましく暮らす生き方に変える良い機会だと認識する。甘えを捨てて「自分のことは自分でする」覚悟が必要だ。

 国や自治体の財政が豊かな時代は、行政サービスに依存していても障りはなかった。それが国民の依頼心を助長したことは間違いない。もはや行政は日本全国どこも破産状態にある。まったく当てにはならない。

 その意味では自主・自立の絶好のチャンスである。行政もない袖は振れないことくらいは、十分に分かっている。団塊の世代以降の強者どもが、日本には3000万人もいる。
 
 人生の大半をかけて身に付けた知恵と経験を、存分に発揮すべき時機到来とは考えられないか。今こそ見返りを求めないで、未来のためにどれだけ貢献できるか問われる。

 せめて自分の町くらいは行政に頼らないで、住民の手で美しくしたいものだ。天は「他人依存型の社会から決別」の絶好のチャンスを与えてくれた。難有り、有難し。

 3月15日には上甲晃氏(元松下政経塾・塾頭)提唱の「日本、この手で何とかする」箱根会議が開かれる。中田宏をはじめ日本の未来を憂う有為の政治家も数多く馳せ参じる。もちろん私も末席に連なる。