続・世相藪睨み

No.16 ~中田宏(前横浜市長)に 日本の未来を託したい~

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中田宏(前横浜市長)に日本の未来を託したい

世相を表す漢字は「暑」に決まる

 平成22年の世相を表す漢字一字は 「暑」 に決まり、 清水寺の森清範貫主が特大の和紙に見事な揮毫をされた。猛暑のイメージが強かったのか、 一万度の熱さに耐えて帰還した「はやぶさ」への賞賛などから選ばれたと思う。だが「世相」の観点から見ると違うのではないか。
 一年を通して日本を覆っているのは民主党内閣の「迷」や「愚」がぴったりくる。「劣」を加えてもいい。
 萎縮した市民の表情からは 「暗」も候補の一つになるだろう。 ネガティブな文言は好まないが、 残念ながら明るい話題はノーベル化学賞のダブル受賞、 ワールドカップ南ア大会における日本チームの健闘くらい。
 珍しくもないが民主党の内輪揉めに絶え間がない。政治とカネの問題で「一点のやましいところもない」
と小沢一郎は公言するが、それは小沢自信の価値判断でしかない。国民の目から見ればやましいところだらけである。どこにでも出て説明すると言いながら、出ろと言えばあれこれ難癖をつけて大騒動する。
 主導権争いならまだ救われる。分裂するならそれもいい。騒動に目的がなければ混乱するばかりだ。迷惑を被るのはいつも弱い立場の国民である。喧嘩は分かりやすく理由を明らかにして、倒れるまで取っ組み合いをしたらいい。
 菅直人も遠くからぼそぼそモノを言い、オロオロしていては何も始まらないし解決もない。これまでは仮免許だったが、半年過ぎたいま本免許になったと言う。笑わせてはいけない。比喩も稚拙だが、その思い込みは傲慢そのもの。
 本免許は試験を受けなければ交付してくれない。何もしないで時間が過ぎればもらえるほど易しくはない。
「暗愚」な宰相は「迷走」し続け、日本の政治を「劣化」させている。

高まる政界再編への期待

 このほど実施された産経新聞社の世論調査によると、政権交代の期待が大きかっただけに、国民の民主党に対する失望・落胆が数字にはっきり見える。政党支持率でも自民党が久しぶりに民主党を逆転した。
 しかし、自民党政治の復活を望んでいる訳ではない。民主党の度重なる失策で得点を重ねたにすぎない。臨時国会で法案成立率がここ十年で最低だった要因として、野党の強硬姿勢は一割に満たない。菅首相の指導力の欠如と民主党の国会運営の拙劣さを加えると六割に達する。
 このまま推移すると民主党政権は自爆する。摩訶不思議な政治の世界だけに、どのような奇策があるのか予測はできない。首のすげ替えをしようとしても後釜が不在だ。菅政権が運営するとしても「民主・自民の大連立」は期待できない。小沢一郎中心の政界再編は、小沢チルドレンといえども二の足を踏む、連立の組み替えも難しい。わずかに「部分連合」への期待はあるが、ねじれ国会は克服できない。
 急浮上したのが「政界再編後の既存の枠組みによらない政権」待望論。
 世論調査では「部分連合」と肩を並べる期待度で、クリアーすべき課題は多いが約五割の人が支持している。
 来年一月からの通常国会をどう乗り切るかという政党本位の立場ではなく、日本の将来に責任を持つには何をすべきかと考えるまともな政治家も少なくない。
 昨年の総選挙で政権交代を勝ち取った世論が、民主党政権に失望しながら、望ましい政権のあり方を模索しはじめている。だが、沈みつつある日本の現状は、十分な時間を与えてくれない。茶番劇を冷やかす余裕はない。国民の一人として何を為すべきか、真剣に取り組みたい。

「万縁の会」の果たす役割

 平成22年12月11日、横浜市内で、『中田ひろしと共に日本を良くする万縁の会︵万縁の会)』の常任幹事会が、前横浜市長・中田宏も出席して開かれた。この会は平成10年4月、当時は衆議院議員であった中田宏の政治活動を資金的に支えることを目的として誕生した。イエローハットの鍵山秀三郎・相談役が会長を務めておられる。
 当時も今と同じように政治とカネの問題で政界は揺れていた。志が高く能力のある政治家が、次々とカネにまつわる事件で沈んでいった。しがらみのある企業・団体の献金で政治活動をしていては、やがて日本は沈むと憂う同志が心を合わせた。
 日本で馴染まないと言われる個人の献金で中田宏の政治活動を支えようというのである。会員は一人一万円の年会費を負担する。しかも一人一口に限定し、個人的な頼みごとは一切しない約束になっている。
 それから13年、中田宏は当初の約束を守り、個人の会費でのみ政治活動を続けている。ピンチは国会議員から横浜市長に転身した平成13年のこと、多くの地方会員が離れていった。それを救ったのは鍵山会長の「私は中田宏が国会議員であろうと一個人であろうと、日本を憂える政治家である限り支援する」という決意の披瀝である。この一言が今もなお生き続けている。
 以来、中田宏は横浜市長の退任、
日本創新党の立党、参院選の敗北と険しい道を歩み続けている。
 しかし、政治の仕組みを変え、新しい日本を創る熱意に揺るぎはなく、東奔西走中。次の選挙のことしか考えない政治家は、選挙区以外に顔を出すことは滅多にない。彼らは日本のためではなく政治家になることが目的だ。ここに大きな違いを見る。

絶好のチャンス到来

 「理想のみ追っていては日本回復に時間が掛かりすぎる。私が指し示す新しい国家像に賛同してくれるなら、いかなる個人・団体とも力を合わせる」と常任幹事会の冒頭に中田宏は決意の宣言をした。大きくウイングを広げたことになる。
 いま政治は迷走し、揺れ続けている。国民はかつて自民党政治に失望し、自ら選んだ民主党に裏切られた。
 世論調査でも明らかなように、必然的に新しい枠組みによる政党の政権を望むようになっている。NHKの大河ドラマの「竜馬伝」の坂本竜馬が語った「みんなが笑って暮らせる世の中」が、目指す日本の姿である。民主党が目標とする「最小不幸社会」ではない。異論もありそうだが徳川幕府からの大政奉還を唯一の目標に掲げた坂本竜馬の姿に、中田宏の今を重ね合わせている

 「万縁の会」 は中田宏に日本回復を託すことを目標に、組織を整備し再生へのスタートをした。北海道から九州までの全国を14ブロックに分けて活動を展開する。統括責任者もそれぞれ同志が引き受けてくれた。
 これだけでも選挙のための支援組織ではないとご理解いただけるだろう。
 ハードルは高いが、本気になればできないことはない。できないとすれば本気さが足りないか、やり方が間違っている。日本回復を中田宏に託す思いは正しいと信じて前に進みたい。「迷」「愚」「劣」「暗」 はイヤだ。来年の一字漢字は、自立の「立」、創新の「創」「新」を願う。