続・世相藪睨み

No.28 ~かくなる上は選挙で落とせ!ルーピー鳩山、ダーティ小沢、クレージー菅の健忘症トリオ~

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”かくなるうえは選挙で落とせ!
ルーピー鳩山、ダーティー小沢・クレージー管の厚顔無恥トリオ”

平成二十一年(2009)九月の総選挙で「政権奪取」の合い言葉と共に政権交代の原動力になったマニフェストを掲げた民主党に、国民はまんまと騙された。東日本大震災をはじめ数々の国難にも何一つとして有効な手立てが示せず、米国をはじめ近隣の諸国から嘲笑を浴びながらかつて世界第二位の経済大国だった日本は沈没寸前で喘いでいる。

野田佳彦首相はじめ政権党幹部の「行かないで…」という懇願合唱がルーピー鳩山の耳に届くはずもない。個人の資格というが、元首相の肩書きはそれほど軽くはない。民主党の最高顧問・外交担当としてイランを訪問し「世界平和に貢献したいとの思いで批判も覚悟だ」と政府を混乱させた。羽交い締めでも止めるべきだった。ルーピーに言葉は通じない。

野田内閣は関西電力・大飯原子力発電所の3、4号機再稼働へ向けて一歩を踏み出した。民主党最高顧問新エネルギー担当のクレージー菅は、首相時代の悪業を忘れたかのごとく「脱原発ロードマップを考える会」を発足させ、さっそく批判の活動を展開した。原発の善悪は論じなければならないが、民主党の一員としては身の処し方があるだろう。

ダーティ小沢の政治資金規制法違反の裁判は、この号が発行される頃には判決が下されているだろう。大方の予想は「疑わしきは罰せず」で無罪だという。空の金庫に四億円を運び込まれたのを見たものがいないから無罪放免とは司法も情けない。「前夜は星空だったのに、朝は一面の雪化粧。雪が降る場面を見ていなくても、夜中に降ったのは明らかです」として、結婚詐欺・連続不審死事件に死刑を求刑した検察の勇気に拍手を送りたい。野田首相は国会でルーピー鳩山を擁護し、クレージー菅やダーティ小沢には手も足も出ない。下剋上の元代表、元首相、前首相のわがままに、いまのところけじめを付ける雰囲気はない。

かくなる上は今年の秋にでも行なわれると予測される総選挙で断罪するほかはない。北海道第9区、東京都第18区、岩手県第4区の有権者の良識と勇気に期待したい。国会議員の資格を剥奪すれば、国民を不幸にする悪業も少しは慎むに違いない。

三代目の不気味

北朝鮮の三代目が自信満々で打ち上げた人工衛星(長距離弾道ミサイル?)は、あっという間に空中分解し、海の藻屑と消えた。超秘密主義の独裁国は何故か打ち上げの模様をプレスセンターまで設営し、大スクリーンを備えて世界のメディアに公開した。よほど自信があったに違いない。わが国も迎撃ミサイルを要所に配備して、国と国民を守る万全の準備? をしていた。

三代目は満座の中で大恥をかかされ激怒していると思いきや、祖父と父の功績を称える巨大銅像の除幕式に手を振って現れた。実況された映像では、怒りなど微塵も感じさせない若者らしい笑顔だった。北朝鮮のメディアは黒を白と糊塗するのかと思いきや、珍しく黒を黒として報道した。一瞬にして1900万人分の一年間の食糧費、約700億円が吹き飛んだ。もったいない。それでも笑顔で手を振る様は、何とも不気味で後が恐い。次は核?

打ち上げ失敗は日本にとって幾つものプレゼントをしてくれた。実害がなかったのはその一つだが、最大のラッキーは民主党政府が危機管理に無能だと事実で国民に教えてくれたことだ。全国瞬時警報システムの「アラート」は、東日本大震災のときの「スピーディ」と同様に使われなかった。情報が得られなかったのか、それとも得ていたのに故意に発表しなかったのか。理解に苦しむ。

万全の迎撃態勢を敷いていると野田首相は胸を張っていたが、150キロメートルも上昇し、一分も飛んでいたミサイルをレーダーは捉えきれなかった。日本の防衛体制は国民を守るために役に立たなかった証である。これでは虎視眈々と日本を狙う周辺諸国になめられる。無能な防衛大臣の責任追求も結構だが、事実関係と防衛能力の検証が急がれる。丸裸の手ぶらでは危なくて外を安心して歩けない。

田中迷走大臣の功績

「国会議員の定数削減や公務員改革が出来なくても、消費税の増税は断固として実現する」と野田首相は断言。政治改革に執念を燃やしていたように見えたが、どうもまやかしだったらしい。口調は明確でしゃべりは上手だが、言っていることは支離滅裂で整合性が取れない。難しい判断は先送りする習慣が付いてしまったらしい。参議院の集中審議などのテレビ中継をみていると、大臣たちが政治を動かしているのではないとよく分かる。

田中直紀防衛大臣だけではないが、テレビに映し出される大臣席の右往左往を見ていると悲しくなる。民主党政権の歴代首相は「政治主導」を小賢しげに唱えていたが、日本の政治をリードできるような大臣たちはいない。田中大臣のオロオロ振りを見ていると、親玉が無能であっても防衛省はともかく機能すると分かる。二人羽織の醜態を見せ付けられるのも慣れっこになってしまった。

田中大臣は日本政治の隠れた部分を、テレビ画面を通して国民に分かりやすく見せてくれた。もしも有能な政治家だったら、あたかも大臣がすべてコントロールしているように見せ掛けたかもしれない。大組織の中へ不勉強の大臣、副大臣、政務官らが乗り込んで行っても具体的には何も出来ないと教えてくれた。お人好しの有権者もルーピー鳩山、クレージー菅、ダーティ小沢らが、大嘘つきだと納得しただろう。

他にも無知な岡田克也副首相、傲慢な枝野幸男経産相、無能な安住淳財務相、野田首相は別格として官僚の操り人形であることをテレビ画面は教えてくれた。連立与党である国民新党の信じられないハチャメチャ風景は、正常な人間には理解できない振る舞いだ。政党助成金は国民の税金から拠出されている。田中大臣にはせっかくの機会だから、もう少し頑張って政治家の正体を見せ付けて欲しい。来るべき総選挙の判断材料を提供されるよう期待している。

政治の仕組みを変える

野田首相も選挙互助会に支えられていては、せっかくの能力も発揮できないだろう。多少の混乱は我慢するから、思い切ってガラガラポンをやってほしい。どうせなら有権者に選ばれた首相として、新しい仕組みの上で存分に能力を発揮してもらいたい。ただし、国家・国民のために権力を行使すること。混乱を極めている今こそチャンスと思うが如何。