平成25年6月23日(No6030)   どっこい生きてる

どっこい生きてる

畏友・弥山政之さんが愛して止まない月刊誌「ビジネス界」が4月号を発刊してから前に進んでいない。これまでも度々そういうことはあったから珍しくはないが、どうしているのかと心配している。一人で悪戦苦闘していると思われるが、SOSも届かないのは彼の人生美学でもある。前触れもなく一冊の新刊が届いた。弥山政之著「勝利者への男の戦い方」。

 

日本一のキャバレー王と称される森川孝人氏の成功物語である。300㌻の豪華装丁本。昨年は「福山の暴れん坊・能宗孝という男」を上梓している。執筆の狙いは判然としないが、一人一業であるため取材や執筆のしわ寄せが「ビジネス界」休刊として表れる。人間に与えられた時間は等しく24時間だから、余程上手にやりくりしないと何処かで必ず行き詰る。

 

「3月に癌の手術で2週間入院、一ヶ月は歩くことも不自由だったが、現在はピンピンしている。同封の自著は6月20日から県内の有名書店で販売される。月刊誌『ビジネス界・7月号』は、6月末発行を目指して取り組んでいる。ご理解ください」と添え書きがあった。いつ書いたか忘れたが原稿はとうに届けている。捲土重来を期して立ち上がって欲しい。

 

弥山さんには一零細企業の経営者に過ぎない私をマスコミにデビューさせてもらった恩義がある。本格的な連載は同誌が初めてである。「一隅を照らす」「掃除に学ぶ」「世相薮睨み」「出会いに学ぶ生き方の極意」「65歳からの挑戦・竹の子学園物語」「続・世相薮睨み」と続き、現在は「超高齢化社会の生き甲斐 チャレンジ」を連載中。延べ144ヶ月になる。

 

自己主張を世間に伝える媒体があるのは有り難い。己の生き方の社会的評価を問うことが出来る。経営は楽ではないと思うが、初志は曲げずに意地を張って欲しいと願っている。

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