平成29年12月14日(№7507) 今年三度目の入院

今年三度目の入院

昨日、今年三度目の入院をした。4月の抗がん治療入院、8月の胆のう炎手術緊急入院、そして3週間の放射線治療通院、そして今年2度目の抗がん治療の入院だ。今回は体力が落ちているようだから短期の入院となる。保険は「後期高齢者保険」で年間57万円の保険料を支払っている。湯水とまではいかないが、相当の給付を受けているので文句は言えない。

 

わが国は国民皆保険制度だが、働き手が中心の被用者保険の加入は約7400万人で人口の約6割を占める。年間にかかる医療費は10兆2千億円と国全体の4分の1に過ぎない。自営業者が中心の市町村国保は加入者が3,300万人だが、平均年齢50歳と前期高齢者が多く、公費から3兆1千億、被用者保険から3兆4千億負担している。後期高齢者はどうか。

 

保険加入者は1600万人と最も少ないが、年間の医療費は最多の15兆4千億円、国の医療費の3分の1強を占める。年金で暮らす人々が大半のため医療費の半分は公費、4割は被用者保険と国民保険が負担している。自分たちが使った医療費がどのくらい掛かったか知らされているが、こんなに湯水のように使っていいのかと反省する人はいない。気付かない。

 

日本の社会保障制度は間もなく破綻する。私たちは「先送り」という言葉のもとに、見て見ぬふりをしていないか。給付と負担のゆがみ、医療費の無駄遣い、過度な公費への依存など痛みを伴う改革や負担への議論を始めるべきだ。そう思いつつ、現在の医療制度のもと湯水のように公費を使う。中福祉・中負担の望ましい姿に「負担も給付もほどほどに」と思うが。

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