日々雑感~デイリーメッセージ~

平成23年11月5日(No5434)  大阪ダブル選、民・自とも及び腰

大阪ダブル選、民・自とも及び腰

大阪府知事選と大阪市長選は、11月27日投開票されるが、前府知事・橋下徹氏率いる「大阪維新の会」がどちらも圧勝しそうな勢いだ。橋下人気に陰りが見えると伝えられるが、世論以上に政権与党の民主党も、野党の自民党さえ及び腰だ。これでは勝てない。ビジョンも打ち出せないし、発信力もきわめて弱い。「維新」が過半数を制する府議会に怯えている。

 

橋下氏を迎え撃つ平松邦夫氏は、大阪市の未来に対するビジョンを持ち合わせていない。持っているのかもしれないが、発進力が弱いため伝わらない。橋下氏のことば尻を捉えて批判ばかりしていては、有権者は愛想を尽かしてしまうに違いない。明快なビジョンを示し、自分の言葉で語りかけるコミュニケーション力がないと勝てない。選挙は変わりつつある。

 

野田佳彦首相は国会の答弁で原稿を丸読みし、質問していないことにまで答弁して失笑を買った。肝心の質問に対しては逃げまくった。このようなその場しのぎの対応に国民は飽き飽きしている。橋下氏の大阪都構想は正しいのか、実現への道筋があるのか、それは分からない。しかし、多くの有権者は現在の大阪市政運営に不信感をあらわにしている。

 

自民党本部は「維新」が勝つことを見越しているのか、関与しない姿勢を見せている。民主党は野田政権が発足して初めての大型選挙にもかかわらず、知事選では政党色を薄めようと及び腰になっている。彼らは国家や国民のためなど念頭になく、己の保身のみしか考えていない。大阪ダブル選はこれからの日本の政治を大きく変える前兆になりそうだ。