平成24年1月17日(No5507) 大丈夫 空が肩を叩く
大丈夫 空が肩を叩く
毎日一万歩と決めた万歩計の歩数が、連続240日を目前にして頓挫した。13日未明、原因不明の中途半端な下痢に見舞われた。午前2時、4時、6時、8時と2時間おきだ。それも「新幹線のぞみ号」のスピードではなく、在来線並みでやってきた。食べ物は慎重を期しているから火を通したものしか食べない。肉類も用心して避けている。
このときの夕食はカレーうどんと白ご飯、それに味噌汁と漬け物だけ。ともかく腹の中はすっからかんになった。午前中だけ休みの積りが午後4時の出勤になった。もちろんいつもと同じ徒歩である。それでも日々完結で8時間働いた。万歩計を見ると7000歩足りない。1時間も歩けば1万歩に達すると考え、帰宅時間は1時間後になると連絡した。
気持ちはあるのだが身体が浮いて自由が効かない。会社を出て歩こうとしたとき、誰かが肩を叩いたような気がした。辺りを見回したが誰も居ない。偶然なのか「神岡学の絵ことば」を読んだばかりだった。そのなかに「だいじょうぶ、そらがかたをたたくよ」という章句があった。もしかしたら「意地はるな」と空が肩を叩いてくれたのかもしれない。
頑張りも大切だが、諦めることも大切だ。そう自分に言い聞かせ、あっさり1万歩を諦めた。帰宅に要した歩数は2500歩。残り4500歩だから出来ないことはない。しかし、肩叩きの啓示を大切にして諦めた。翌朝の公園清掃は、いつものように徒歩で参加できた。往復で7000歩。年齢のことも考えながら、頑張り過ぎないようにすることも必要だ。