日々雑感~デイリーメッセージ~

平成24年10月27日(No5791)     ケチってはならないもの

ケチってはならないもの

「企業は人なり」といわれるが、企業経営の三要素である「人、物、金」のうち、人材育成は最優先のテーマとなる。そのためには費用、時間をケチってはならないと教えられる。使ったお金は「経費」ではなく「投資」と考えれば分かりやすい。いずれ何倍にもなって返ってくると思うのは欲張りか? 畏友のとちのさんは「一樹百穫」(中国の古典・管子)と説く。

 

短期に収穫するなら穀物を植え、中期の収穫なら樹を植える、長期の収穫なら人を育てよ、という教えである。百穫=百倍=百年に通じる。人に四種あり。①人財=宝のような存在、②人材=能力を発揮できる人、③人在=毒にも薬にもならない人。④人罪=邪魔をする人。人間力に勝れた人を育てれば、企業百年の大計に沿うことが出来る。その費用を惜しむな!

 

福祉大国といわれる北欧のデンマークは、税金は高いが一生の暮らしを心配しなくていい。特に教育費は大学を出る間で無償、しかも食費や家賃も費用が掛からないらしい。多額の教育費を国家が負担しても、優秀な人材を育てれば税金で回収できるというもの。百年のスパンで考えれば、最少の投資で最高の収益が得られる計算になる。実に分かりやすい。

 

3月にスタートした「実践に役立つ全体研修」は、毎週一回、8カ月(18講座)かかったが、第一ラウンドを終えた。ラストディスカッションは「満天から星の降る如く、相談・注文いただくにはどうすればよいか」。「すぐやる、必ずやる、できるまでやる」。成果はすぐに得られないが前進している。ケチらない=焦らない。ゆっくりと、しかし、休まないで。