平成24年11月29日(No5824)     野党の党首が似合う

野党の党首が似合う

衆院選挙の告示が近くなり、野田佳彦首相の舌鋒が鋭くなった。辻立ち演説で鍛えた弁論は、他の追随を許さないほど勝れている。自民党の安倍晋三総裁は下手ではないが、首相に口では勝てない。石破茂幹事長は筋道が分かりやすく、しかも具体的で淀みがない。首相と対決しても決してひけは取らない。政治家としてよく勉強している。など野次馬根性で…。

 

「あれ! おかしいぞ。野田さんは一国の首相では?」。良し悪しは別として、野田さんは安倍さんが提唱する政策にいちいち噛み付いている。やりとりを聞くと安倍さんが首相で野田さんは野党の党首みたいだ。選挙の結果を見越して練習しているのかな。批判よりも内閣の責任者として、もう少し大所高所から論戦に挑んでほしい。野党の党首がお似合い?

 

野党の展開する政策にいちゃもんをつけるのはいささか道を外れているように思う。何よりも国民に対して詫びるところからスタートすべきだ。「3年前、国民の皆さんに300を越える議席をいただいた。マニフェストに掲げた政策に期待してのことだと思う。ところが力が足りず大半の約束は破綻した。申し訳ない。深く反省している。お詫びの言葉もない」。

 

「ついては勉強して再スタートをしたい。不満ではあろうがもう一度チャンスを与えて欲しい。捲土重来、皆さんの付託に応える覚悟である。どうか一票を民主党に…」という方が可愛げがある。そう訴えるべきではないか。自民党や日本維新の会の政策にケチをつける立場にはない。平身低頭して、ひたすらお願いする立場にあることを自覚して欲しい。

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