平成24年12月16日(No5841)   争点の見えにくい総選挙

争点の見えにくい総選挙

15年ほど支援している中田宏(全横浜市長・元衆議院議員)が、「日本維新の会」から北陸信越比例区で立候補した。選挙は直接かかわらないと、どうしても力が入らない。本人の動きも選挙の予測も見えにくい。おまけに「郵政選挙」「政権交代選挙」に比べて目立った争点がない。厳しい寒さの中、投票率はどうなのか、それが及ぼす影響はどれほどのものか。

 

今夜半は悲喜こもごもの光景がテレビ画面に映し出されるだろうが、自民圧勝、民主惨敗、政権交代可能な二大政党時代の終焉は見えている。政党乱立でどの党に投票すればよいか決めかね、その挙句「まあいいか」とせっかくの権利を放棄する懸念もある。選挙以外は政治に対する具体的な意思表示が出来ない国民としては、何としても一票を投じて欲しい。

 

民主党は幼稚だと言われながらも、それなりの実績は残したのではなかったか。政権政党らしく3年3ヵ月の足跡を報告し、国家ビジョンを示し、争点を明らかにしながら、堂々と戦って欲しかった。それなのに何を血迷ったか、野党総裁の個人攻撃に終始し、選挙の価値を貶めた。政権を担い続ける意思を放棄した。嘱望されたリーダーも愚かになり下がった。

 

争点が見えないから判断基準となるのは、漠とした親近性と信頼感。次の政権はイメージで選ばれる。政治に対する国民の信頼は、残念ながら損ない続けられる。中田宏が足場とした「日本維新の会」が、なぜ勢いを失ったのか総括しなければならない。第三極による統治機構の改革を多くの国民は期待した。裏切った罪は極めて大きい。日本再建は足踏みする。

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