日々雑感~デイリーメッセージ~

平成24年5月5日(No5616)   喪服に近い黒

喪服に近い黒

予想通り小沢一郎の「政治資金規正法」違反事件は限りなく黒いといわれるが、ともかく無罪を言い渡された。マスコミは復権などと騒ぐが、彼を断罪できないようでは、「無冠の帝王」の正義が泣くだろう。親小沢派、反小沢派などの見出しはもうご免だ。民主党の要である輿石東幹事長は、連休明けに党幹事会に党員資格停止処分の解除を提案するという。

 

石原慎太郎東京都知事は記者会見で「無罪といっても限りなく黒に近い判決でしょ。何を勘違いしているか知らんけどね」と一刀両断。新党構想に関連し「政界再編の役に立つのならこの身を捨てるが、ちょっとでも小沢の影が差す話には乗らないよ。晩節を汚す」とも述べた。石原さんの発言は、尖閣問題をはじめいつも歯切れが良い。溜飲が下がる。

 

前原誠司政調会長は「裁判の三審制という前提からすれば、控訴されるかどうか見極めるべきだ」は正論。消費税増税法案の採決での造反については「極めて重い反党行為だ」。一旦党内で決めたことに反対すれば除名は当たり前だろう。いずれにしても正論が通らないようであれば民主党は終わる。小沢復権なら日本の政党政治は終焉になる。チャンスは今だけ。

 

政治評論家の屋山太郎氏は産経新聞の「正論」欄で「小沢氏よ『無罪』を引退の花道に」と諭していた。とんでもない。5月中旬に発行のビジネス界「続・世相薮睨み」の見出しは「かくなる上は選挙で落とせ! ルーピー鳩山、ダーティ小沢、クレージー菅の厚顔無恥トリオ」。北海道9区、岩手4区、東京18区で投票する有権者の良識と勇気に期待したい。