平成26年5月31日(No6372)   プロ野球が16球団に?

プロ野球が16球団に?

安倍内閣は消費税増税を断行し、成長戦略が軌道に乗らないまま国民を苦しめている。暮らしが豊かになったと実感する庶民は少ないのではないか。そんな実情を知ってか知らずか、能天気にプロ野球を成長戦略の一環に盛り込む。安倍さんが「プロ野球16球団構想」に諸手を挙げて賛成しているとは思えないが、もしもそうであるなら日本の将来は危うい。

 

新球団の具体的候補地(北信越、静岡。四国、沖縄)をあげ、セ・パの各8チームを東西に4チームずつ分け、メジャー並みに各地区のプレーオフを行い、その勝者が日本シリーズで覇を競うという。まことに結構な構想だが、実に安直で実現性は乏しい。「山の日」を簡単にでっちあげる代議士のやりそうなことだ。それは実現不可能だと諌める人間もいないのか。

 

それでなくてもイチロー、ダルビッシュ、田中、黒田などの実力者は海外に流出し、日本のプロ野球のレベルは低下に歯止めがかからない。お金を取って高度な技をファンに提供できる選手はいるのか。どぶに捨てるほど金が掛かるといわれる球団経営に手を上げる企業はいるのか、他のスポーツにファンを取られている観客減をどうするのか。野球離れはどう?

 

候補の4地区の市場規模はどうか、いくら試合をしても閑古鳥が鳴いては商売にならない。広島の球団経営は独立採算で成り立っているが、年間150万人を超える入場者に支えられている。沖縄の球団に、四国の球団に、それだけのファンが集められるのか。それでなくても寄せ集めの低レベルのチームにファンが熱狂するとは思えない。問題点はまだまだある。

 

役立たずの代議士さんたちだが、もう少しマシな成長戦略を生み出してほしいものだ。いま野球観戦の余裕はない庶民だ。

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