平成26年6月22日(No6394)   犬の遠吠え

犬の遠吠え

いつもなら国会の会期末には内閣不信任案などが上程されて与野党の対決の構図が見られるのだが、党首討論なども不発に終わり何とも締まらない幕切れとなった。これは何と言っても野党第一党である民主党の役立たずの結果である。党首討論では集団自衛権がテーマになったが、いろいろな思惑で党内論議もままならないようでは野党第一党として無責任。

 

日本維新の会は一年半前の危惧がピタリと当たり、石原、橋下グループで分党した。期待された船出だったが、従軍慰安婦問題を巡る橋下さんの発言が混乱を招いて、そのまま体制挽回できず失速した。分党して結いの党と合流するというが、理念なき離合集散が成功するとは思えない。渡辺嘉美みんなの党の代表も沈没した。野党としての責任を果たせなかった。

 

自民党は巨大与党になり、野党はバラバラで力を失った。巨大与党の暴走を監視するのが野党の大切な役割だが、残念ながらその存在は見当たらない。古色蒼然とした石原グループが、中田宏、山田宏のペアで再生を図れば理念が一致しているだけに、次の選挙では大化けする可能性がある。理念なき野党再編に走るような愚は、繰り返してはならない。

 

河野談話を巡る民主党の質問に対して「信念をまるめてその場を取り繕っても後々大きな禍根を残すこともある。それは政治家としては不誠実ではないか」という答弁は気に入っている。一国のリーダーとして右顧左眄することなく、先頭に立って国益のために働いて欲しいものだ。記者会見における野党代表や幹部の発言は、すべて軽く価値が見いだせない。

 

「政府に文句があるなら政権を取るしかない。犬の遠吠えではダメだ。民主主義とはそういうものだ」(小沢一郎)名言!

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