平成26年6月28日(No6400)   70歳定年は夢か

70歳定年は夢か

日本の総人口は、前年比24万3684人減の1億2643万4964人となり、5年連続の減少になった。年間の死者数が過去最多を記録し、出生数が微増に留まった影響が大きい。14歳以下の「年少人口」の割合は13,04%(1648万9385人)と過去最低。これに対し65歳以上の「老年人口」は 24,98%(3158万2754人)と過去最高を記録した。

 

また「生産年齢人口」は61,98%(7836万2818人)と過去最低だった。出生数は103万388人で死者数は126万7838人だった。統計にケチをつける訳ではないが、なぜ65歳以上が老年なのか、なぜ生産年齢人口に算入されないのか、いささか疑問に感じている。高齢化は進んでいるが65歳以上 の平均余命は男女とも著しく伸びている。しかも元気だ。

 

小泉内閣時代「70歳まで働ける企業の実現」はその後どうなったのか。当時、官房長官だった安倍晋三首相が主導した「再チャレンジ推進会議」の提言は何処へ行ったのか。高齢者の体力は向上しているし、意識も変わった。65歳が高齢者だと思う人は少ないのではないか。高齢者の定義を70歳以上に変えれば生産年齢人口の厚みは増し、人手不足も解消する。

 

70歳まで働き続けられる企業環境をいかにつくるか。身体機能の低下に合わせた労働時間や賃金体系など工夫すれば不可能ではない。社会保障や年金財政の悪化も緩和できる。勿論、医療費の伸びも鈍化する。「70歳まで現役という目標を社会で共有できれば、年金や医療、雇用の抜本改革への突破口にもなる。アベノミクスの第4弾として検討してはいかが。

 

65歳の平均余命は男性で18,9年、女性で23,8年。さらに伸び続ける。3158万人を生かす時代が到来したと思う。

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