日々雑感~デイリーメッセージ~

平成26年8月27日(No6460)   帰るところがない

帰るところがない

やっと天候が落ち着き捜索隊も24時間態勢で動けそうだが、丸一日中断しないで捜索できたのは8/23の1日だけ。死者は63人、不明は25人になった。(8/26pm4:00現在)あらためて今回の大惨事を振り返ると、さまざまな複合要因が最大級の被害を招いている。未明の集中豪雨は仕方がないというが、8/19pm10:00に避難勧告は出来なかったか。

 

8/20am2:00以降119番通報が相次いだが、避難勧告を出したのは更に2時間も後のam4:15分以降。その時点では避難どころか身動きもできない状態だった。広島市では15年前に安佐南区などで32名の死者を出した。安佐南区八木地区では国交省が早くから土石流の危険性を指摘し、9基の砂防ダムの計画をしていたが、結局15年も経て完成はゼロ。

 

今回の災害で予定していた7カ所のうち、5か所で土石流が発生している。砂防ダムの仕組みはよく分からないが、うち2か所は平成19年度に着工し、27年度完成の予定だった。出来ない理由を並べ立てているが、人命軽視をした行政の怠慢だったに過ぎない。その無責任さが多くの人命を奪った。中には「コンクリートから人へ」の責任を問う向きもある。

 

絶対量は足りないが公営住宅を6か月間無償で貸与するという。半年なんてあっという間だ。運よく抽選で当たったとしても来年2月はどうするのだろう。個々に当たれば問題は山積している。流された家の再建どころか、ローンの支払いもままならない。家を失った被災者の大半は、もはや戻ることはないのではないか。誰がその責任を取ってくれるのか。

 

生意気なことをほざいているものの、他人事ではないにしても自分のことではない。多くの市民はいくばくかの義捐金を拠出し、出来るだけのボランティア活動に精出して、やがて元の暮らしに戻る。被災者の暮らしは一体誰が保障するのか。