日々雑感~デイリーメッセージ~

平成27年1月17日(№6603)  創業50周年表彰の通知

創業50周年表彰の通知

広島商工会議所より「創業満50周年・永年継続企業表彰」の案内が届いた。法人としての50年はもう少し先になるが、個人として特定商業台帳に登録された昭和40年2月が起点となる。ふるさとの農業を捨てて広島でプロパンガスの販売業をスタートしたのは更に半年前に遡る。若いからでもあるが妻と長男の3人家族でよくも冒険ができたものである。

 

過ぎてしまえばすべてが何でもないことのように思えるが、当時の広島市は「仁義なき戦い」で有名なヤクザ全盛の時代であった。菅原文太主演の映画が大ヒットしたが、創業した店の近くで何度もロケがあり懐かしい。映画のネタになった事件のうちいくつかは目撃もしている。「紙屋町タクシー事件」というのがあったが、プロパンガス配達中のことだった。

 

殺伐とした平和文化国際都市であったが、徐々に人並な街に生まれ変わって安心して歩けるようになった。当時は二人の弟がおり、それらが独り立ちするまで寡婦となった母親に苦労をかけながら兄としての責任を果たした。その母が生きていれば喜んでくれたろうが、今は黄泉の国の人になっている。妻は50年の全てを支えてくれたが、今も苦労させている。

 

永年企業表彰式は2月26日に行われる。夫婦で出席させていただき、二人だけの祝杯をあげたい。創業以降は数え切れないほど多くの人に厄介を掛けながら、今日まで生き延びることができた。人間の命には限りがあるが、企業の命は永遠である。できる限り世の中の役に立ちながら60年、70年と表彰され続けて欲しい。企業の寿命は30年と言われる。

 

もう倍近くも生きてきたから人並みの責任は果たせたようだ。後を継ぐ人たちが企業の永遠を信じて歩いて欲しい。