平成27年3月13日(№6658)  東日本大震災4年

東日本大震災4年

東日本大震災は発生から11日で4年を迎えた。各地で追悼行事などが催され死者への鎮魂など祈りの一日になったが、いまなお行方不明者は2584人と悲しみは癒えない。4年も過ぎればどんな悲惨な災害も当事者以外の思いはいつのまにか風化する。メディアも記念日にはニュースとして取り上げるが、余程の事件がない限り震災のニュースは届かない。

 

被災地では住宅の再建も思うように進まず、建設資材の高騰や人手不足で宅地造成の完了は昨年末で約3割。各地の仮設住宅は空き家も目立っているが、それでも2月末現在で岩手、宮城、福島の3県を合わせて8万372人がプレハブの仮設住宅で暮らしている。いつになれば当たり前の暮らしに戻れるのか、目処は立っていない。震災関連死は3244人。

 

避難者の総数は県内、県外を含めて22万9,000人に上るが、いつふるさとに戻れるのか見通しは立っていない。広島県の437人をはじめ中国地方の避難者は1944人になる。安佐北区の「よもぎのアトリエ」では民家を借りて、原発事故で健康不安を抱える被災者に「保養所」を提供している。このような例はまれで大半の人たちは無関心になっている。

 

東日本大震災の悲劇は日本人の一人として忘れては申し訳ない。誰かが伝える責任がある。私たちは毎年一回、震災復興支援のチャリティイベントを行っている。今年は9月27日に開催を予定している。せめて一年に一度くらいは被災者に心を寄せて欲しい、復興に力を貸して欲しいと訴え続けている。全国の畏友からもたくさんの善意商品が届けられている。

 

昨年は広島土砂災害が多くの悲劇を生んだ。復興は侭ならぬ現状である。お互いが助け合って生きる伝統を発揮したい。

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