日々雑感~デイリーメッセージ~

平成27年5月22日(№6728)  維新の党は空中分解

維新の党は空中分解

大阪都構想の戦いに破れた橋下徹市長の潔さは、魑魅魍魎とした政界の一服の清涼剤だ。政治家のあり方に一石を投じた功績は大きい。拍手を送りたい。即座に江田憲司代表が辞意を表明し、さして慰留もされずそのまま辞任が認められたのはいささか意外だった。江田代表は嫌味な男だが頭も切れるし口も立つ。新しい維新の党になるかと期待したのだが?

 

後任の代表には松野頼久幹事長が選ばれたが、彼のような節操のない男に野党第二党の代表が務まるのか。重大な曲面で手のひらを返すのではないか。一度人を裏切った男は二度と信頼を得られない。彼は熊本一区を地盤にしているが、父祖の地盤を生かせず選挙区からノーを突き付けられた。前回も今回も比例復活当選組である。有権者から信任されなかった。

 

松野代表は憲政史上最低最悪の鳩山由紀夫内閣で官房副長官の要職を務め、鳩山が失脚するとさっさと民主党を離党した。そして維新の会の設立に参加し、民主党と敵対した節操のない男である。最高顧問の橋下市長が責任を取り、江田代表も不可思議な責任の取り方をした。幹事長職は一蓮托生ではないのか。推薦されても辞退するのが政治家としては正しい。

 

維新の衆院議員は40人のうち29人が比例選出議員である。民主党と合流しようにも出来ない相談だ。大半の議員は選挙区からノーを突きつけられている。昨年の次世代の党が惨敗したように、選挙区に足場のない議員は脆い。次の選挙では同じ轍を踏むと容易に予測できる。渡辺の「みんなの党」が空中分解したように、橋下なき「維新の党」も同じ道を辿る。

 

役立たずの男を天から眺めながら、祖父の松野鶴平元衆院議長、父の松野頼三元防衛庁長官は苦笑しているのではないか。