平成27年6月12日(№6749)  増え続ける野球を楽しむ人たち

増え続ける野球を楽しむ人たち

セ・リーグのペナントレースは低レベルの争いになり、見方によれば面白くなった。特に広島カープは最下位に低迷しているが、トップ巨人とのゲーム差はわずか5,5ゲーム。少し頑張れば優勝戦線に躍り出ることも夢ではない。ただいま巨人は5連敗中、エース菅野でさえ連敗を阻止できなかった。2位の横浜も6連敗中でここも歯止めが掛からない状態だ。

 (6/10現在)

ところが面白いことに6連敗中の横浜も、最下位に沈んでいる広島も観客は増え続けている。一昔前の広島は勝ち続ければそこそこにファンが集まるものの、負けると閑古鳥が鳴いていた。横浜は勝っても球場が熱狂することはなかった。なぜだ? 広島の観客は38%も増えた。負け続けても雨が降っても赤い雨具が躍る。昔の市民球場では考えられないことだ。

 

横浜はDeNAが球団経営に乗り出してから3年間で42%も観客が増えた。一時はトップに立った奇跡の快進撃がもたらしたものではない。ファンクラブの会員数も9倍に増えたというから驚きだ。広島の入場者は3万人、横浜の入場者は2万4千人。そこにはどんな仕掛けがあるのか知りたいところだ。グランドが野球を楽しめる公園に変わった事が大きい。

 

以前の球場は横一列に座って試合を「見る」場所だったが、広島も横浜も野球の雰囲気を「楽しむ」場所に変えた。エキサイティングシート、テーブルを囲むボックスシート、ベースボールモニターシート、スカイバーカウンターなどサービスは多彩だ。「カープ女子」ともてはやされる女性取り込みも巧みだ。これからのビジネスの参考にならないだろうか。

 

ファンを虜にした「極上のおもてなし」がどんな発想で生まれ、どれだけ観客動員に貢献したか、積極的に学びたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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