平成27年7月19日(№6786)  合意づくり

合意づくり

いつものことながら何かを決めるときは怒号が飛び交い、これが国の行方を決める国会の現実かと思うと情けない。会社でも町内会でも同じことだが会議の目的は合意作りである。賛否両論かあるのは仕方がないとしても、なぜ冷静に話し合い接点を求めようとしないのだろうか。合意が得られなければそのときは多数決で決める。それか民主主義というものだ。

 

安全保障関連法案を巡り国論は二分されているというが、国会内では野党第一党の民主党に対案がないから二分とは言えないだろう。自分の党の案がまとまらないから、憲法学者や世論を盾にする。民主党案を出して堂々と対峙すればもう少し格好のよい国会論議になるように思える。民主党内部の保守派の中には自民党案に理解を示している議員もいる。

 

民主党は政権を得て三年間国家運営の責任を負った政党でありながら、いつの間にか何でも反対の万年野党に戻っている。これでは野党第一党の看板が泣く。民主党を「改革政党」とみなす有権者はいないのではないか。少なくとも対案を出して自民党と話し合いの場を持った維新の党の方が、改革政党に見える。このまま目をさまさなければ民主党は消える。

 

ともかく強行採決風ではあったが、安全保障関連法案は衆院を通過し、参院に送られた。岡田代表は廃案に追い込むと息巻いているが、もはや打つ手はない。結果はどうあれ安倍さんの思う方向にものごとは進む。今の世の中で日本から戦争を仕掛けることはない。まして徴兵制度など復活するはずもない。ただし攻めてこられたらどうするか、その議論は残る。

 

国会の怒号はうんざりだ。紳士的に話し合って合意点を見出し、最後は民主主義の原則に従って決めていくことが大切だ。

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