平成27年7月4日(№6771)  いい会社をつくりましょう

いい会社をつくりましょう

福島市で開かれた『文屋座』に参加したご縁で木下豊さん(文屋・代表)から「いい会社をつくりましょう」(塚越寛)の小冊子をプレゼントされた。諳んじるまで読んで欲しい。

 

○「社是」 いい会社をつくりましょう。~たくましく そしてやさしく~

○「いい会社とは」 単に経営上の数字が良いというのではなく、会社をとりまくすべての人々が、日常会話の中で「いい会社だね」と言ってくださるような会社のことです。「いい会社」は自分たちを含め、すべての人々をハッピーにします。そこに「いい会社」をつくる真の意味があるのです。

○「企業目的」 企業は本来、会社を構成する人々の幸せの増大のためにあるべきです。私たちは、社員が精神的にも物質的にも、より一層の幸せを感じるような会社を作ると同時に、永続することにより環境整備・雇用・納税・メセナなど、様々な分野でも社会に貢献したいと思います。したがって、売上や利益の大きさよりも、会社が常に輝きながら永続することにつとめます。

○「社是を実現するための会社としての心がけ」 ①遠くをはかり、進歩軸に沿う研究開発に基づく種蒔きを常に行います。②永続のために適正な成長は不可欠です。急成長をいましめ、環境と人との調和をはかりながら、末広がりの堅実な成長をめざします。③収益性、財務、営業力、開発力、取引先、知名度、メセナ等について企業規模との好ましいバランスを常に考えて行動します。

○「社是を実現するための社員としての心がけ」 ①ファミリーとしての意識を持ち、公私にわたって常に助け合おう。②創意、熱意、誠意の三意をもって、いい製品といいサービスを提供しよう。③すべてに人間性に富んだ気配りをしよう。④公徳心を持ち、社会にとって常に有益な人間であるように努めよう。

○「座右の銘」 末広がりの永続的な安定成長ができれば、社員を幸せにすることができ、社員の幸福を通じて社会に貢献することができます。経営というのはまさに、百年先の人々のために木を植えるようなものであると思います。こうした私の日々を支えてくれている座右の銘は、江戸末期の篤農家で実践的な思想家であった二宮尊徳先生のことばです。

 

 遠きをはかる者は富み、近くをはかる者は貧す

 それ遠きをはかる者は百年のために杉苗を植う。

 まして春蒔きて秋実る物においてをや。ゆえに富有り。

 近くをはかる者は、ただ眼前の利に迷うて蒔かずして採り

 植えずして刈り取ることにのみ眼につく。故に貧窮す。

 

○「〝いい会社〟をつくるための十箇条」

 ①常にいい製品をつくる。

 ②売れるからといってつくり過ぎない。売り過ぎない。

 ③できるだけ定価販売を心がけ、値引きをしない。

 ④お客様の立場に立ったものづくりとサービスを心がける。

 ⑤美しい工場・店舗・庭づくりをする。

 ⑥上品なパッケージ、センスのいい広告を行う。

 ⑦メセナ活動とボランティアなどの社会貢献を行う。

   ⑧仕入先を大切にする。

   ⑨経営理念を全員が理解し、企業イメージを高める。

   ⑩以上のことを確実に実行し、継続する。

 (伊那食品工業株式会社 代表取締役 塚越 寛)

 

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