日々雑感~デイリーメッセージ~

平成27年9月13日(№6842) アベノミクスは折り返し点

アベノミクスは折り返し点

安倍総裁が無投票で再選されることが決まり、国会で次期の日本国総理大臣に指名されることが決定的になった。これまでの3年間を踏まえて安倍さんは、国家や国民に対しさらに大きな責任を背負うことになる。3年前、無策の民主党から政権を奪還した。デフレ脱却の経済再生を掲げたアベノミクスは、株高や円安に導き日本経済に好況をもらし成功した。

 

円高傾向から方向転換し、1ドル=70円台の円高から125円台に持っていった。円安傾向が定着することで、自動車をはじめとする主力輸出企業に好業績をもたらした。安倍政権誕生前の株価は8611円だったが、2万円を超える水準にまで押し上げた。たった2年半で株価を2,4倍にお仕上げたのは日本全体に好況感をもたらした。いずれも成功と言える。

 

しかし、地方や零細企業、それに庶民はその恩恵を受けることが出来ないでいる。安倍総理が再選されても、この傾向は強くなる分でも変わらない。円安などは物価の値上げを招き、庶民の財布を軽くしている。大手企業は経営が活況なのかもしれないが、地方も零細企業もさらに苦しい局面を迎えそうだ。オリンピックも人材や物資の不足で地方を苦しめる。

 

安全保障よりも経済という声は大きい。ここまで来たら一日も早く安全保障を片付け経済の再生に着手してもらいたい。地方創生も掛け声だけで成長戦略には程遠い。現実にアベノミクスには実質的な成長戦略がないに等しい。日本は少子高齢化による財政の負担が増え、一層厳しさを増してくる。安倍政権の後半は「成長戦略」と「財政再建」がテーマとなる。

 

安倍政権に対する国民の支持は依然として高い。足元を脅かす古狸もいない。思い切った政策で国民を安心させて欲しい。