日々雑感~デイリーメッセージ~

平成28年11月4日(№7142) 老いを止める努力

老いを止める努力

今週の「生涯学習」は文豪の名作を映画化した作品から多くを学んだ。一月からスタートして今月が11作目、森鴎外の原作、若尾文子主演の「雁」である。52年前の映画で女性として若尾文子の最も美しい時代だ。メンバーの皆さんは87分の長編をうっとりして見ておられた。70歳を超えた女性がほとんどで、もしかしたら青春時代に返っていたのかも。

 

高齢者を集めて出会いの場を設けている。もはや営業活動と言えないかもしれないが、地域の高齢者に「外に出る、人に会う、話をする、ちょっぴり学ぶ」ことを勧めている。高齢者は無理をしない方がいいと言われるが、動きが少なくなる分だけ行動範囲が狭くなる。始めてから間もなく10年になるが、月間11本の講座類を開催し喜んでもらっている。

 

ほとんど徒歩で通ってこられるが、決して過剰サービスはしない。三階の教室まで自分の力で上がってもらう。自分の体を使わなくて済むサービスは、本人のためにならない。人間の頭の中は外から伺うことは出来ないが、若いとき見た映画は脳の若返りに微妙な刺激を与える。もしかしたら青春時代に戻り、一刻でも50年前の自分を思い出しているのでは?

 

高齢者は老いをとめようとするなら、自分が自分の体を動かすしかない。最近はテレビのCMでも健康補助食品が多い。ダメとは言わないが足を鍛えるなら自分の意志で歩くしかない。補助食品で元気になるのなら世の中はもう少し変わっている。無理をしない範囲でウォークする。それも努力ではなく習慣化する。多に迷惑を掛けないで少しでも長く生きたい。