平成28年4月30日(№6988) 迷走するセブン&アイ

迷走するセブン&アイ

セブン&アイの鈴木敏文会長が退任することになった。これほど世帯の大きな企業のトップが騒動のうちに交代するのは例がない。鈴木氏は創業家ではないがセブンイレブンを経営に取り入れ世界一のコンビニを作り上げた功労者である。現実に自分が育てた若い社長を退任させようとしたところ、反逆にあった。人事が自分の思うようにならない会社は辞める。

 

セブン&アイにとって要の存在が突如消えることは、影響の大きさは計り知れない。影響力の排除を声高に主張する創業家の「退任する鈴木の意見など聞く必要はない」には列席者も驚いたらしい。どのような事情があったにせよ功労者を足蹴にするような創業家の態度は如何なものか。セブンイレブンは好調だが、百貨店のイトウヨーカ堂は不振を極めている。

 

セブンイレブンの社長からセブン&アイの社長に昇格した井坂隆一氏はこれから経営手腕が問われることになりそうだが、巨大企業が簡単に傾くことはないだろう。しかし東芝もパナソニックもあっという間に傾き、シャープなどは台湾の企業の子会社になってしまった。現実に商売はどのように傾くか分からない。人事にしてもまっとうでないと水が漏れる。

 

いろいろ新聞紙上を賑わすがセブンイレブンは素晴らしいコンビニである。わが町でも美人をそろえて繁盛している。中央の争いは新聞や週刊誌では面白いが、町にとっては何の役にも立たない。本日からおにぎりが100円と150円になる。最近のおにぎりは美味しいので大歓迎だ。おでんの70円も歓迎している。子どもたちもドーナツが大好物である。

 

鈴木さんは83歳とまだ働き盛りだ。セブン&アイの最高顧問も悪くはないが、名誉職ではなく実践で腕が振るえるようにならないものだろうか。日本には名経営者が足りない。

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