日々雑感~デイリーメッセージ~

平成28年9月17日(№7094) お二人さまの幸せ

お二人さまの幸せ

百歳以上の高齢者は6万5千名、そのうち男性が約8千名、女性が5万7千名という。女性はさすがに強い。ひ弱い男性の及ぶところではない。「人生講座」などの高齢者向けの講座を開いているが、独身の女性の多さに驚かされる。元気いっぱいに参加される。概ね70歳以上だから若さに溢れているとは言えないが、元気さには若者も負ける。

 

私は10数年前胃がんの全摘出手術をし、現在は肝臓癌に侵され3度も入院した。他に心臓病でも2度入院しているが、改めて妻の存在に幸せを感じている。最近では「おひとり様のがんの厳しさ」について話題が多いが、夫が亡くなって妻一人というのは辛い。女性は強いというけれども、一人になって癌になったらどうするのだろうと心配が尽きない。

 

私たちの収入は国民年金しかないが、それでも一人と二人では生活の骨組みが違う。高齢になると身体や命が心配になるが、おひとり様とおふたり様では順位が違う。おひとり様は①自分の身体のこと、②お金のこと、③自分の命のことです。おふたり様は①自分の身体のこと、②家族のこと、③命のことと変化する。自分の命より家族のことが心配になる。

 

いま抗がん剤の治療を受けているが、生存率が30%程度上がるに過ぎない。がんが致命傷になることについてはさほど気にならない。自分の命よりも妻のことが心配だ。癌に命を奪われないよう心がけ、妻と一緒に長く過ごせることの方が大切だ。生まれるときも死ぬときもみんな一人だ。老々介護、がんがん介護、認認介護の期間を精一杯短くしたいものだ。