平成29年5月13日(№7332) 増え続ける新築住宅

増え続ける新築住宅

かつては賑やかだったわが町も次第に高齢化が進み、少子高齢化の新しい社会に突入した。高齢者が住んでいた住宅は相次いで売られ、土地を半分にして新しい住宅が2戸建てられている。新築住宅を好む国民性、収益を追い求める建売業界、大きな影響を及ぼしているのがいい加減な住宅政策。飽きもせず補助金を投入しては建売住宅を推進している。

 

わが社でも「町を再生する部門」を作り、町の環境を維持するよう努めているが少なくとも良い方向には進んでいない。いま何とかしないと街づくりの負担を次世代に背負わせることになる。大都市には高層マンションが林立し、農地エリアには野放図な住宅開発が続いている。築年数の多い住宅や老朽マンション、それにインフラにも終末期がやってくる。

 

なぜ人口が減少しているのに、新築住宅が増え続けるのか。日本中至るところに老いる家、崩れる町、住宅過剰社会の末路が見えている。それでも無駄な街づくりに補助金が投入される。すべてを行政の責任にする積りはないが、権限を持っているだけにやれることは無限にある。日本の都市計画は余りにも杜撰である。住宅を使い捨て、やがて廃墟の町になる。

 

文句を言いつつも中古住宅やマンションを数件預かるようになった。のんびりした処分を理解してもらっているが、やはりコンパクトシティを目指さなければならない。少なくとも3世代が助け合って過ごせるような街づくりが必要である。時間は掛かるが町を掃除して、お洒落な住まいにリフォームし、笑顔が弾ける町でありたい。仕事の理想は追い続けたい。

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