平成26年3月17日(No6297)   妻への愛

妻への愛

志ネットワークでご縁のあった堀内寿さんが、昨年、生活の拠点を大阪から下関へ移した。かねてから奥さんがアルツハイマー病を患い、療養先を探していたというニュースは入っていた。昨年10月、新居を建て下関に腰を落ち着けて暮らしている。奥さんの入居しているグループホームが下関にあるというのが理由のすべて。堀内さんとの再会が目的の一つ。

 

松村さんのご好意でフグと酒を持参で堀内さん宅を訪問。さっそく高級フグ料理をごちそうになる。10数年前は下関の掃除に度々参加していていた。松村さんのはがき3万通達成パーティにも参加した。600冊もの複写はがきの控えを見て驚いたことを思い出す。当時のわがはがきの累積は1万5千通ほどだから、気の遠くなる思いがしたのも無理はない。

 

堀内さんが奥さんのために生活の拠点を移したことが、不可解であった。一緒に暮らす訳ではないのだから、時々大阪から下関へ様子を見に通えばいい。堀内さんの仕事は「焼き肉店のコンサルタント」。事業計画から機器商品の納入、経営のコンサルタントも引き受けて繁盛している。会社経営は大阪が間違いなく有利。それらの権益をすべて捨て新しく構築。

 

なぜ?一言でいえば妻への愛だという。それには近くに住むことが絶対の条件。下関の施設に入れたのはコスト。大阪では月額40万円かかり、待機者が400人もいるという。下関は15万円で待遇も行き届いている。さて、わが家でも同じことはあり得る。そうなったとき、妻のためにすべてを捨てることができるか。生活の根拠も、仕事も、家族も!

 

堀内さんと突っ込んだ話をしながら、正直なところ同じようにできる確信はない。ないがそうなったらするだろうという予感はある。すべてを捨てて妻のために。そういう人間になれるか。なりたいと思う。とりあえず病気にならないように。

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