日々雑感~デイリーメッセージ~

平成23年4月12日(No5227)  優れた社員は会社の誇り

優れた社員は会社の誇り

産休を含めて13年間も勤務してくれた田口智子さんが退職した。第二子を身ごもり再び母親業に専念するためだ。9月1日が出産予定日と聞く。母子とも健康で新しい日が迎えられるよう祈る。就職難の時代に入社しつましい暮らしをしながら、二級建築士の資格を取り一級建築士に挑戦した。結婚して出産前に見事合格。いまどき珍しい堅実な人生を歩む。

 

零細な企業だから出産後に復帰するシステムはないが、早朝清掃免除のみの特典で正社員として勤務。営業から設計担当者とて謙虚に勤めた。自我の強いタイプだから自制をしていたと思うが、人間として大きく成長し最後の日も一点も緩まず終えた。内面的に充実した社員と縁のあったことを喜びながら誇りに思っている。朝夕の笑顔とあいさつは満点だった。

 

営業としても優れた業績を残した。新しいエリアの開発に挑戦し、見事な成果を上げた。あるマンションでは200戸のうち、占有率を50㌫超まで引き上げた。住宅団地でも百貨店型、専門店型の客層を得意とし、大型リフォームの受注が大半を占めた。読書、会話、笑顔などの人間性が、良質の顧客の心を惹きつけたと思う。いつの日か再び一緒に働きたい。

 

送別セレモニーが会社において全員参加で行えたことは何よりだった。飲食店の喧騒の中では思い出にも残らない。山本さんの心のこもった手づくりのプレゼントは圧巻だった。一人一人のメッセージも思いやりに溢れたものだった。「今日の日はさようなら」の合唱は咄嗟の思い付きだったが、印象深かった。功績ある人には相応しい送り方をすべきだと思う。