平成27年11月7日(№6897) 新車のプレゼント
新車のプレゼント
少し無謀かなと思いながら妻に新車のプレゼントをした。心の中ではいつも感謝しているが、カタチにしないとなかなか伝わらないものである。私は数年来、徒歩通勤を続けており車不要の暮らしをしている。そのためわが愛車は妻の専用車になっている。ところが購入してから13年を超え不具合もあちこち出ている。思い切って乗りやすい軽自動車を購入。
娘から傘寿を控え免許証を返納する年齢になって新車を購入するとは何を考えているのかと批判された。もっともな意見だと思うが妻の暮らしに車は欠かせない。近年になって趣味の詩吟のお世話役になり、毎度タクシーとはいかない。教室の運営や会のお世話役として超多忙な日々を過ごしている。会のお世話役をしている間は、気軽に動くことが求められる。
ハイテクの新型車は高齢者には扱い辛い。そうとう頭の回転が良くなければ乗りこなせない。慣れるまでは苦労するだろうが、認知症防止には役立ちそうだ。同年輩の人たちは続々免許証の返納をしている。しかし、やるべきことがあり日々の役割が多ければ、持っている能力はフルに活用すべきだろう。病気のデパートと称されているが、健常者には負けない。
糖尿病、高血圧、肝臓、高脂肪などの病気を併せ持ち、いつ倒れてもおかしくはない。しかし、趣味のお蔭で快適な日々を過ごしている。他人のお世話にも積極的だ。高齢者はたくさんの趣味を持ち、多くの人のお役に立つことが健康長寿の秘訣だと信じている。多忙な私の恰好な助手を務めてくれる。車一台で嬉々として動いてくれれば、病院通いより安上がり。
夫婦が揃って健康であるほど幸せなことはない。来年は共に傘寿を迎える。このまま順調であれば100歳も夢ではない。