平成22年10月18日(No5051)  33人の後始末

33人の後始末

「33」は世界中にもっとも知られた数字になった。私の姓名字画は「33」、長島さんの監督時代の背番号が「33」、縁起を担いで私の暗証番号はすべて「33」から始まる。南米チリの落盤事故で奇跡的に生還した「33人」の作業員人、世界中の人たちが固唾を飲んで実況中継を注目する中、カプセル「フェニックス」はすべての作業員を救出し、喝采を浴びた。

 

喜びが一段落すると安全を無視した鉱山会社の経営、監督する政府の管理体制の甘さなどが白日の下に晒される。救助活動にかかった費用(16億円)の負担はどうするのか。幸いにも今回は全員救助されたが、健康障害、心因障害などの補償問題、政府の再発防止策など今後に大きな課題を残す。チリでは今年、すでに34名が鉱山事故で死亡している。

 

地下のリーダーの的確な判断と指導力、作業員のチームワーク、それを支えた家族愛、世界中から差し伸べられた支援の手、危険な作業を成し遂げた救出チームの技術と努力。いくら賞賛しても足りないほどだ。しかし、鉱山のあるアタカマ州には2000~3000の零細な鉱山がある。事故の対応に世界が拍手を送ったが、安全に対する課題は余りにも多い。

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