平成30年1月26日(№7550) 「忖度」の流行

「忖度」の流行

昨年の流行語の一つに「忖度」と言う言葉が持てはやされたが、いつの間にか遠くの方へ飛んでしまった。よく考えてみると「忖度」は世の中に沁み込んでいて、誰もが持っていて無意識に使っている。地位が上がれば上がるほど、部下は上司に対して「忖度」を重ねる。何を言っても部下は賛同してくれるのだから、つい自分は優秀だと思い込んでしまう。

 

これは実に恥ずかしいことだ。何故なら本人はいっぱしのリーダーシップを発揮している積りだが、組織が「裸の王様」を作りだしているメカニズムに乗せられているに過ぎない。部下は心の中では優れたリーダーなどと思はなくても、相手が上司なら従わなければならない。それはとても恥ずかしい事である。それを気付かずにいるのだからみっともない。

 

たとえば会議でA案とB案が出された。社長はA案を気に入っていた。結果としてA案を推して決まったが、それはA案が優れていたからではない。社長が進めたからである。本来のリーダーならA案とB案を俎上に乗せ、全員で協議して決めるべきものなのに社長の意見に従った。これは部下たちが社長の意見に「忖度」したからである。これはダメ会社だ。

 

最近のニュースでは大会社の社長が頭を下げるケースが多い。平気で手抜きをしてお客を欺いていたのがばれるからである。シャープは台湾の会社に拾われて見事に再建し、良い会社に変身しつつある。東芝はどうなるのか、これからが見ものである。上司に「忖度」する会社はダメ会社になる。「忖度」を排除すれば、良い会社に変身する。あなたの会社は?

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