平成23年3月21日(No5205) 感動から生まれる「絆」③
投稿日:2011.03.21
感動から生まれる「絆」③
あらためてわが社の企業活動を考えると、「企業文化(ブランド)」づくりに相応しい幾つかの展開がある。嬉しいことにすべてが「生涯顧客作り」と「社員の人間性向上」に貢献している。勝手な思い込みで傲慢かもしれないが、新しく投資をしなくても磨き続けることで、他社の追随をゆるさないブランドになり得る。「心願」と「行動指針」も一線上にある。
「トイレの神様」がヒットし、トイレ掃除が見直されている。企業活動に取り入れる会社も増えているのは喜ばしい。「トイレ磨きをすれば商売が繁盛する」と期待する人も少なくない。しかし、掃除活動が企業文化に育つには、途方もなく長い忍耐の年月と社員の献身が求められる。見返りを求めるとせっかくの行いが続かない。捧げる心が継続を可能にする。
他社が真似られない幾つかの活動を挙げてみる。
①清掃活動。・早朝清掃(毎日・20年)、お歳暮清掃(年一回・18年)、通学路清掃(週一回・12年)、駅→公園トイレ磨き(週一回・12年)、卒業記念トイレ磨き(11年)。
②地域活動。・親子農業体験塾(8年)、情報紙の発行(22年)、講座の開催(4年)など。よくもこれほどと思うまで。
「心願」の①美しい町、②お洒落な暮らし、③はじける笑顔、「行動指針」の①時を守る、②礼を正す、③場を清める、が見事に一本の線でつながっている。異論があるかもしれないが、強欲で社員をひどく扱う顧客は「生涯客」から外してもいいのではないか。新しくスタートした「社長直行便」なども、新しい顧客との「絆」作りに大いに貢献しそうだ。