平成24年10月18日(No5782)     「日々完結」の習慣

「日々完結」の習慣

いろんな機会を通じて125歳まで生きると公言しているが、生身の人間だからいつ寿命が尽きるか分からない。交通事故だってある。そのときが来れば天命として慫慂と従うが、無様な最後を笑われたくない。できれは「さすが!」と褒めてもらいたいと思っている。生き方のモットーとして「日々完結」を心かけており、実践もしている。これが厄介な代物。

 

今日のなすべきことを翌日に繰り越さない。言うことは簡単だが、実行となると難しい。人間は妥協が得意の生き物だから、支障がなければ平気で明日に延ばせる。昨日のために今日の時間を使う羽目になる。これは効率が悪いし、許されることではない。理想は明日のために今日の時間を使うことだが、そう出来るまでには相当期間の積み重ねが必要だ。

 

「日々完結」を公言しているから、死んだときにやり残しがあっては面子がない。月曜日は前日のイベントの礼状を書いた。本文は手書きをコピーしたが、宛名は筆ペンで感謝を込めて書かせてもらった。名簿を見ながら書くのは手間が掛かる。大体1通が1分。4種類で延べ3百通。書き終えて帰宅したのが午後11時。食事・入浴で日付が変わった。

 

月曜日は来信が多い。28通も届いていた。床に就くまでは今日の延長と勝手に決めている。すべてを書き終えたときは午前3時。5時には新しい一日が始まる。睡眠時間は2時間足らずだが、体内時計で意識した時間に目が覚める。徒歩通勤だから、冷気が身体を目覚めさせる。「日々完結」の習慣は、老いた身体にもまだ潜在能力があることを教えてくれる。

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