平成24年11月9日(No5804)     田中真紀子大臣の愚かな暴挙

田中真紀子大臣の愚かな暴挙

田中真紀子文部科学相は11月2日、大学設置・学校法人審議会が11月一日付で「可」とした答申した三つの大学について不認可の決定をした。秋田公立美術大(秋田市)、札幌保健医療大(札幌市)、岡崎女子大(岡崎市)でいずれも短大や専門学校を改組して、四年制大学に改組する計画だった。すでに文部科学省の指導により来春から開学の予定だった。

 

第三次野田改造内閣の爆弾と言われた二人の田中大臣だったが、一人は国会の大臣席に座ることなく自爆して消えた。もう一人の田中真紀子大臣は小泉内閣の外務大臣を更迭された前歴から、どうしてこの人を入閣させたのか「?」が付けられていた。案の定、暴走を始めた。大臣の権限とはかくも強いものか、無能な大臣を戴く国民の不幸が思い遣られる。

 

少子化で経営難の大学が増えている、教育の質の低下が著しい、だから設置認可のあり方を抜本的に見直す、というのは間違っていない。それと今回の3校不認可とはつながらない。個々の大学の新設計画の不備を指摘したわけでもなく、無論つぶさに検討した形跡もない。11月1日の「可」が、2日には「不可」となったのだから、当事者として晴天の霹靂。

 

単なる思い付きのパフォーマンスで多くの人を不幸に追いやる。人として許される行いではない。各大学の猛烈な抗議は当然のことであり、国会では徹底的に田中大臣を追及し、撤回させて欲しい。そして大臣席から追放すべきだ。こんな愚行が堂々と罷り通っては、国民の暮らしを破壊する。大臣が己が所管する制度を自己否定しては法治国家とはいえない。

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