木原伸雄のちょっとと～く

投稿日：2012.03.24

中国道のドライブ

兵庫県・篠山市の「Ｍランド・ささやま」へ高速道を利用して社長と二人で向った。用向きは「MDS」が経営する滞在型自動車学校の寮のリフォーム相談である。需要に対して寮の設備が不十分なため需要が増えるほどコストが増大する逆利益型の改善提案である。片道350kmの遠隔地のため、リフォームビジネスとして経費がかかり、さほど妙味はない。

だからといって損得だけで判断できない関係にある。小河二郎会長から直々の依頼ということもあって同伴したという次第。高速道でノンストップとは言え、いささか遠い。交互に運転した。行きは山間部を縦断している中国道を利用したが、車は少なくサービスエリアは寂れている。大半がトイレと自動販売機の施設しかない。いっそのこと一般道にしたら…。

そうすれば渋滞の多い市街地の国道や山陽道の混雑が緩和される。現地で社長は担当者と現場をチェック。残された小河会長と四方山話に花を咲かせた。日本で有数の経営者だけに89歳とは思えない斬新な着想と旺盛な意欲には圧倒される。しばしば山陰・益田市の本社を訪問するが、取り留めのない雑談に魅力がいっぱいで惹かれる。

小河会長の気持ちは分からないが、こちらとしてはお目にかかるだけで価値がある。この日は玄米色の薀蓄を聞かせてもらった。アイデアを生み出すだけでなく、実践で価値を求められる。その生き方が大好きだ。往復8時間掛けて1時間の共有時間に過ぎないが、充実感に溢れる。復路は山陽道を利用したが、日帰りドライブはさすがに老体には堪えた。