平成24年4月30日(No5611) 強いジャイアンツが消える
投稿日:2012.04.30
強いジャイアンツが消える
今年のプロ野球・セリーグは、大方の評論家、新聞記者がジャイアンツの優勝を予想した。ところが、どこでどう狂ったのか、ダントツ最下位予想のベイスター ズを潜った。6勝13敗(6/25現在)と最下位に沈んだ。ホークスからエース級の杉内、ホールトンを、ベイスターズのホームラン王の村田を獲得した。かつて重量打者を集めて失敗したことを思い出す。
エースばかり集めても、4番バッターばかり集めても、野球は監督の采配と適材適所がものを言う団体競技だから、それだけでは必ずしもうまく行かない。誰が 選手の獲得を決めるのか知らないが、外から見ていると幼児のおもちゃ買いに似ている。経営の戦略はどこにも見えない。投手を補強するのであればクローザーだろう。エースは不要である。
4番バッターの補強は不要というよりも有害だ。もしも私が経営者なら、躊躇わず監督を入れ替える。原は無能ではないだろうが、あの采配では勝てない。これ まで優勝できたのは幸運の重なりによる。彼は数学的会話が出来ない。国語的会話を得意とする。形容詞や抽象語では選手に伝わらないし、コーチも動かない。幸運のときは勝てるが、逆境に弱い。
選手のモチベーションが下がる采配を続けている。プライドの高い小笠原は休ませるのならともかく、8番を打たされて働くはずがない。高橋由も同じ。若手を めまぐるしく変えると伸びない。ドラゴンズは山崎、山本昌のベテランをうまく使いモチベーションを上げている。ベイスターズの中村も同じ。今からでも遅くない。落合、野村なら簡単に優勝できる。