平成24年8月24日(No5727)    手前味噌ながら

手前味噌ながら

№5723、№,5725、№5726で考察した企業の生き残り条件には、売上や利益を意図して取り組んだ活動ではないけれども、結果的に「社会共通の価値」を創造している活動にいくつも取り組んでいることに気付く。№5727で生き残りの要件を満たすには途方もない時間と費用が必要だと伝えた。それは誰かが気付いて、今から始めようとすればの話だ。

 

例えば掃除に熱心な会社は業績がいいと伝えられる。朝早く来て掃除をすることを一種の精神論と捉え、企業経営の業績には無関係と考える経営者は多い。掃除に熱心に取り組めば業績が上がる保証はないが、好業績を残している企業は例外なく掃除が企業経営の業績に与える影響を、実際の経営で実感している。そう考えると掃除は世の中の役に立っている。

 

掃除が「社会共通の価値」と認められるまでには、長い年月と不変の取り組み姿勢が求められる。掃除をビジネスの道具として考えている間は認めてもらえない。2年や3年で認知されるほど簡単ではないから、掃除をすれば商売につながるという安易な考えで取り組んでは続かない。目先何の効果も上がらないからだ。目的を謝ると平凡な行いで終わる。

 

「10年偉大なり、20年畏るべし、30年にして歴史なる」と教えられるが、少なくとも10年続ければ本気度は社会から認知される。それでもビジネスになるとは限らない。見返りを求めず黙々と継続することで価値は生まれる。その意味でわが社の掃除活動の歴史は、貴重な無形資産としての価値を創造している。もっとも手前味噌の屁理屈ではあるが…。

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