平成24年8月7日(No5710) 猛暑日の「竹の子学園」②
投稿日:2012.08.07
猛暑日の「竹の子学園」②
夕食が終わったらキャンプファイアーの準備。中央に薪を井桁に積み上げる。着火はリーダーが行うが、3本の松明も用意される。ボーイスカウトのイベントのようにきちんとしたことは出来ないが、堂々の入場行進。リーダーによる着火が行われ、勢いよく炎か燃え上がる。「キャンプファイアーの歌」「ひとひの終わり」を全員で合唱。歌は練習の成果があった。
炎が落ちてから「ハンカチ落とし」「椅子取りゲーム」などが始まった。子どもたちの運動能力の高いこと、それにスタミナもある。ロンドンオリンピックのスターたちに負けていない。重度障がい児の楓馬くんも転びながら仲間に加わる。椅子取りゲームには世話役も参加。思いやりや労わりもどこかに飛んで、ひたすら競争に熱中する。それも微笑ましい。
地域で農場を経営している企業が福利厚生施設として大きな岩風呂を所有している。留守番役で参加できないが、子どもたちは温泉気分で大はしゃぎしたらしい。毎年、楽しみにしている。入浴がすんだら再び会場に戻り、定番の花火大会が始まる。ただし周辺は山で落ち葉なども乾燥し切っているから、空中花火は遠慮した。グループで小さな花火を楽しんだ。
すべての活動はグループごとに行う。リーダーのリードにより全員が力を合わせて動く。そこには自分さえよければいいという姿は見られない。労わり、守り、従うなどの社会規範が見事に生まれている。1日のスケジュールが終わり、グループごとに三軒の農家でお世話になる。午後10時すぎ、それぞれの宿舎を訪問し、揃っている履物を確認し一日が終了。