平成25年2月8日(No5895)   厚顔無恥の県議が失職

厚顔無恥の県議が失職

全国の都道府県議では初めてのケースとなる住民投票による広島県議失職が確定した。選挙とは異なり住民の関心は薄いのではと懸念されたが、投票率は39,3%でまずまずだった。失職した正木篤県議は、2011年、道交法違反(無免許運転)で有罪判決が確定したが、二度にわたる県議会の辞職勧告に応じなかった。業を煮やした住民はリコール活動を展開した。

 

その結果、「住民投票による解職の是非を問う住民投票」が決定した。県議会議長も再三辞職を勧告したが、「政治家は選挙で選ばれる。進退は有権者の投票に従いたい」と弁明書で抗弁し応じなかった。安佐北区の有権者数は122,664人で、有効投票が45,812票、リコールに賛成が43,843票、反対が1,969票だった。投票に6千万円の巨費を費やした。

 

当の正木前県議は未だに公の場に姿を見せず、選挙民に一言の謝罪どころか説明もしていない。それにしても政治家は議員になるとかくも手厚く保護されているのか。罪を犯して逮捕されても、身分は保証される。堂々と県議会にも出入りできる。倫理感や道徳感を求めても、当人が厚顔であれば手も足もでない。たかが道交法違反であっても犯罪には違いない。

 

昨年行われた県議選では1万数千票も獲得し、現職を蹴落として当選した。同じ選挙区でも町が違えば未知の人間。経歴も人間性も知らない。彼を支えた後援会はじめ支持者たちは何も語らないが、自分たちの投票行動をどう感じているのか。今秋には補欠選挙が行われるが、政令指定都市選出の議員は具体的な仕事はない。ぼつぼつ定数削減の動きが出てもいい。

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