平成25年3月19日(No5934)   価値ある「ほうれんそう」

価値ある「ほうれんそう」

組織において「ほうれんそう」はなくてはならない栄養素だと言われる。栄養分が隅々まで行き渡ると、組織の歯車は心地よい回転を始める。ところが偏りがあると、全体の動きがどうしても歪になる。今の時代「黙って俺について来い」などという前近代的な言い分は通用しない。組織内の情報に疎い人、発信しない人、「ほうれんそう」の価値を認めない人。

 

そういう人はミスが多くなり、余計に仕事が停滞し悪循環に陥る。そうすると仕事に面白みがなくなり、嫌々で取り組むから更に悪くなる。これは会社全体だけでなく、個人差にも現れてくる。業務日報一つ取っても、きちんと要約してあればそれなりに価値はある。ところが手を抜くと相手に伝わりにくくなり、いたるところで動脈硬化を起こしてしまう。

 

「ほうれんそう」が十分な人は、誰からも信頼されるからパイプが太くなる。仕事がスムースに出来る。ただ一つ心配なのは仕事が集中しすぎてオーバーワークになる場合があることだ。そこをどう乗り切るかでその人の価値が決まってくる。仕事の成果が上がらない原因を突き詰めていくと、しばしば「ほうれんそう」の欠如に突き当たるから不思議だ。

 

「ほうれんそう」でも成功して終わっていることはもう済んだこと。失敗したこと、問題が発生したことなどは緊急を要する。ところが「何をやっているんだ。何べん言ったら分かるんだ」などと怒鳴りつけられると報告をしなくなる。価値ある「ほうれんそう」とは悪い報告である。悪い報告が快く受け入れてもらえる風土は、仕事の歯車が回りやすくなる。

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