平成25年4月2日(No5948)   後期高齢者の暮らしが大ピンチ

後期高齢者の暮らしが大ピンチ

妻は4月1日に誕生日を迎え75歳になった。いつもと同じように誕生日カードに 朱墨で「寿」を筆書きしてメッセージを添えたが、「誕生日おめでとう」とはいえない状況に、置かれている立場が激変した。まず健康保険が世帯主から分離され高齢者保険になった。これまでは世帯主の保険で賄われていたが、誕生日を境に自分で保険料を支払う羽目になった。

 

ここまではまだ負担は軽いが、医療の自己負担率が1割から3割にアップした。1割から3割なら2割のアップだと錯覚しがちだが、負担する費用は3倍になったことになる。単純計算すると、10万円の医療費のうち1万円の負担が3万円にアップしたことになる。健康人間ならさほどこたえないだろうが、病気のデパートを自称する妻の負担は過酷になる。

 

本人の負担が増えるほど、周囲への経済的サービスが出来なくなる。もっとも被害を受けるのは何がしかの援助を受けていた子や孫たち。限られた年金収入だから、当然のことながらお祝いや小遣いは激減する。どのくらい病気を持っているのか分からないが、年間支払っていた医療負担金が20万円程度、それが60万円に跳ね上がる。支出が40万円増える。

 

そうはいっても高齢者が負担すべき医療費を、勤労者に負担を掛けるのは公平ではない。税金であろうと何であろうと、社会保険を支払っている人たちが負担している。負担増を機会に過度な医療に対する甘えを捨てられるなら悪くはない。健康に対する関心が高まり、生活の改善が出来れば本人のためにもなる。他に負担を掛けないような生き方が望ましい。

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